暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR2
0626話
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 ダーロンダン1隻とロンダン10隻をブラックホール・ランチャーの一撃で消滅させた後、既に逃げ散ったガン・ルゥはそのままに、全部隊を集める。

「量産型W、被害は?」
「G・テリトリーのおかげでダメージを受けた機体はありません」

 さすがに最新鋭機のシャドウと言うべきか。いや、この場合は量産型Wの性能をここまで上げたレモンも褒めるべきだろうな。G・テリトリーの効果があっても、ガン・ルゥはともかくロンダンやダーロンダンの砲撃はそれなりに威力が高い。下手をすればG・テリトリーを貫通していた可能性もある。

「機体の状況はどうだ? 何か不具合がある者は申し出ろ」

 そう命じるが、量産型Wの中で特に言葉を発する者はいない。となると、シャドウの完成度は高い、か。

「ガン・ルゥ隊、そっちはどうだ? ミサイルランチャーを装備して初の実戦だったが、何か不具合はあったか?」
「いえ、こちらも問題ありません。何せ後方からミサイルを撃っていただけですので。ですが、その、アクセル殿……ちょっとお聞きしたいのですが、シャドウに乗ってるパイロットはどのような人物なのでしょう? 相当に腕の立つ方達と見ましたが」
「ん? 星刻から聞いていないのか?」
「シャドウミラーのパイロットとしか聞いていませんが?」

 さて、これはどうなっているんだろうな。まぁ、シャドウミラーのパイロットだけに人造人間であるというのを迂闊に喋る訳にはいかなかったってところか?
 そんな風に考えていると、ガン・ルゥ隊を率いていた隊長がどこか申し訳なさそうに再び声を掛けてくる。

「あの、何か機密だったりするのなら無理に聞こうとは思いませんので」
「別にそこまで隠す程のものじゃないさ。……W1、ガン・ルゥ隊に映像を送れ」
「了解」

 短い承諾の言葉と共に、ガン・ルゥとシャドウの通信が繋がる。

「……ヘルメット、ですか?」
「ああ。色々とあってな。改めて紹介しておこうか。そいつらは量産型Wという人造人間だ。分かりやすく言えば人型の機械だと思ってもらえばいい」
「な、なるほど。人造人間ですか。さすが異世界だけあって、そんな技術もあるんですね」
「まあ、ここまでの技術があるのは俺達だけだろうが。技術力に関して言えば、シャドウミラーより上の存在はちょっと思いつかないな。それよりもそろそろ光明に帰還するぞ。ガン・ルゥ隊はロンダンに戻れ」

 ガン・ルゥ隊の隊長へと声を掛けながら、メギロートを集めてコンテナの中へと戻るように命令を出す。
 メギロートに関しては小破が10機程度、中破が1機といったところか。KMF用の武器でも集中攻撃を食らったりすれば、さすがにダメージを受けたんだろう。敵の数が多かったし、全てを無傷で乗り切れるわけではない、か。それでも中破は1機で
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