暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR2
0626話
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俺のニーズヘッグだが、それにしたって全長15m程度だ。それに特機とかを考えると首都の光明で軍事パレードをするのは無理だぞ? メギロートはともかくとして」
「ああ。だから光明の外でやろうと思っている。それならシロガネも参加出来るし構わないだろう? 陽光とシャドウミラーの親密さをアピールも出来るからな」

 外、外か。確かにそれはありかもしれないな。街の中で軍事パレードなんかをしようものなら、俺達を見てみたい住民達でゴチャゴチャになるのは間違い無いし。

「了解した。パレードはいつやるんだ?」
「鉄は熱いうちに打て。明日だな」
「……いや、俺達はパレードに参加するだけだから特に問題は無いが、そっちは段取りとか大丈夫なのか?」
「ああ、問題無い。私も協力するし、香凛もこの手の仕事は得意だからな」

 こうして、中華連邦の侵略軍に対する完全勝利を印象づける為に軍事パレードが開かれる事になったのだった。





 シロガネの艦上。その船体。グラビティ・バスターを放つ為の艦首モジュールの上に、ニーズヘッグの姿はあった。
 そして地上には数えるのも嫌になる程の民衆達。その殆ど全てがシロガネへと向けて歓声を上げ、手を振っている。
 何となく『人がゴミのようだ!』とか叫びたい光景だ。だが、現在の俺達は陽光の国土に侵入してきた中華連邦部隊をこれ以上無い程完全に撃退したのを誇示する為の軍事パレードの最中なのだから、そんな訳にもいかない。
 シロガネも地上10m程の位置まで降下しており、更にはその関係上甲板の中央辺りに機体がいると下からは見えないという事で、甲板の端にシャドウミラーの機体がそれぞれ立っている。
 そして俺達を祝福するかのように空をメギロートが飛び回っており、それぞれが曲芸飛行的な感じで飛んでは地上の観客達を喜ばせていた。

「……けど、OGs世界の奴等が見たら即座に迎撃態勢に入ってもおかしくない光景だよな、これ」
「まあ、そうでしょうね。何しろメギロートが空中を好き勝手に飛んでいるんだもの。この状態で歓声を上げるのはメギロートに助けられたこの世界の人達か、SEED世界の人達だけでしょうね」

 ニーズヘッグの斜め後ろに待機しているヴァイスセイヴァーから、レモンの笑みを含んだ声が聞こえて来る。

「まあ、外見はあからさまに敵役だしな」
「……ん? アクセル、あそこを見ろ。オデュッセウス兄上と麗華がいるぞ」

 黙ってシロガネの甲板や艦首モジュールに立っているというのはやはり暇なのだろう。俺とレモンの会話にコーネリアが割り込んでくる。ラピエサージュの顔が向いている方へとニーズヘッグも顔を向けると、確かにそこには陽光の首脳陣達が存在していた。コーネリアの言葉通り、オデュッセウスと麗華の姿も当然あり、香凛を始めと
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