コードギアスR2
0626話
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大破や撃破された機体は皆無なんだから、このギアス世界との技術力の差が如実に出ているな。
そのままメギロートがコンテナに集まったのを確認し、ニーズヘッグから降りて空間倉庫の中へと収納する。まあ、他の部隊に回しているメギロートの量を考えれば全部纏めて空間倉庫に入れてもいいんだが……多少でも手間は掛からない方がいいだろう。
「なるほど、そっちも完勝か」
『ああ。シャドウミラーによって改造されたガン・ルゥの遠距離射撃は、高い効果を発揮した。それに私が受け取ったヴィンセントもかなり高性能の機体だし、ウォードやガレスもガン・ルゥに比べると圧倒的な性能を誇っている。そしてシャドウだ。正直、これ程の性能を持っているとは思ってもいなかった』
珍しく興奮した様子の星刻が、立て続けに言葉を発してくる。
まぁ、それだけ今回の勝利が圧倒的だったのだろう。星刻の部隊にはこの陽光の本隊ということもあって新型KMFのウォードとガレスを全機配置したからな。
ちなみに、陽光中に散らばったシャドウミラー隊も全て圧勝だったらしい。きちんとした戦闘の報告についてはまだ聞いていないが、短い通信で聞いた限りでは最も大きかった被害でメギロートがロンダンの集中砲撃に晒されて数機撃破されたのだとか。
『とにかく、陽光が成立して初めての戦闘でこれ程の大勝利を上げたのだ。しかもその戦闘の様子は陽光中に……更には世界中へと放映されていた。これで私達やシャドウミラーの実力を知った他の国はそう簡単に動けないだろう』
「そうか? ブリタニアなんかは普通に動いてきそうな気もするがな」
何しろ、ブリタニアの最新鋭KMFであるウォードやガレスをこうまで堂々と使っているのだ。これで何も行動を起こさないというのは嘘だろう。大宦官じゃないが、あからさまに面子を潰されている訳だし。ただ中華連邦と違うのは、面子以外にもきちんと戦力差を理解しているって事か。正面から戦っても勝ち目が無いと判断すれば、まずはオデュッセウス経由で接触してこようとするだろう。KMFを盗み出した件を言い立ててな。後は、向こうがギルフォードやグラストンナイツに気が付いたかどうかだが……これはまだ安心していてもいい、か? いや、コーネリアが中華連邦の奴等と俺みたいに会話をしているかどうかの方が重要だな。この件は後でしっかり聞いておいた方がいいだろう。
「アクセル、とにかく今回中華連邦の侵略を武力によって撃退……しかも、圧倒的な力で殲滅とすら言ってもいいような力を見せつけたのは、大いに陽光の民に喜ばれるだろう。そこで、それを決定づける為にもう1つ追加で仕事を頼みたいんだが」
「……追加の仕事?」
「ああ。今回の迎撃戦に出た機体で軍事パレードを行いたい。中華連邦がどのような手を打ってこようとも、私達陽光
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