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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第359話】
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さんは先ほどと同じ様にまた真面目な表情に戻った。
「非公式な情報だけど、先刻アメリカのIS保有基地が襲撃されたって情報を得たの」
「非公式な情報……?」
そう俺が訊き返すと、楯無さんは小さく頷く。
「えぇ、前に多分言ったと思うけど更識家は対暗部用暗部。 だからこの手の情報収拾はお手の物って訳よ。 ……でも」
「……?」
少し言葉を濁す楯無さんに、疑問符を浮かべながら彼女を見てるとまた言葉を紡ぐ。
「……襲撃してきた亡国機業のISを撃退した機体については暗部でもお手上げだったわ。 映像も残ってないし、基地の兵士達は皆秘匿情報という事でこれ以上調べられなかったわ。 ……流石にハッキングして調べる何て事をすれば日本とアメリカの関係にヒビが入るしね」
本当にお手上げらしく、参ったと言わんばかりに手を上げた楯無さん。
――アメリカの新型のISが撃退したのだろうか?
だがアメリカの第三世代型は確かファング・クエイクと呼ばれる機体って名前だけなら情報は出ていたが――。
……やはり情報が少ないため、思考を巡らせても全くわからないため一旦考えるのを止める。
「……その機体の話は置いておくとして楯無さん、他に被害情報とかは――」
「えぇ、人的被害という事なら死者は居ないけど重傷者多数ね。 軽くても骨折、重い人だと四肢の何れかの損失よ」
「……惨いな」
訊くだけで想像は容易く、基地内部の地獄絵図の状況が簡単に想像が出来た。
「……えぇ、惨い惨状よ。 そっちの映像は私も確認したけど、慣れてない子は見ない方が良いわね――特に学園の子の殆どはこの惨状を見ればPTSDにならないとは限らないもの」
確かにそうかもしれない――人は凄惨な惨状を見たりすれば、それが脳裏に焼き付き、時折フラッシュバックするように思い出すからだ。
……事件にほぼ無縁な女子生徒が興味本意で見聞きすれば、確実に心に深い傷が残るだろう。
「……成る程。 ……話は戻しますが、その基地を襲撃したという事は――」
「えぇ、そこにあるISが狙いだったのよ。 ――と言っても、普通のISを狙うのであればあの基地にはラファール・リヴァイヴ数機とアラクネ数機配備されていたからそれを狙うはず、だけど亡国機業はそれを狙わずに秘匿された機体を狙った――後はわかるかしら?」
「……アメリカで秘匿されるような機体といえば、イスラエルと共同開発した機体――【銀の福音】……ですね」
楯無さんの言葉に直ぐ様脳裏に過ったのが銀の福音――七月に暴走し、俺や他の専用機が事態に当たって暴走を止めた事件の該当機体だ。
……とはいえ、コアである福音の話だと自分で暴
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