早速タイトルが思いつかなくなったそうですよ?
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も素晴らしいそうだよ”と煽ったのは飛鳥。」
今までずっと空気だった耀が呟いた言葉は、その場を凍りつかせた。
「な、な・・・!」
飛鳥に詰め寄る黒ウサギ。
「む?お礼ならば、私ではなく十六夜君に言いたまえ。私が言わなくても彼は遊びに行っただろうし、実際に取って来るのは彼だしね!」
尊大に言い放つ飛鳥に、黒ウサギはガクリと肩を落とした。
「飛鳥様には、何を言っても無駄なのですね・・・。」
「彼なら大丈夫だとも。安心するがいい。」
「いいえ、あちらには幻獣種なども数多く生息します!とても人間には太刀打ち出来ません!ちょっと私が行ってきますとも!」
そう叫ぶと黒ウサギは艶のある黒い髪を淡い緋色に染めていく。
「ジン坊ちゃん。このお方たちは、”ノーネーム”の現状を既に理解しております。その上で、協力を申し出てくれました。」
「え、ええ!?」
予定に無かった展開に、ジンが驚く。
「三人とも問題児ではありますが、とてもいい方たちなのですよ!」
そう言葉を残した黒ウサギは、目にも止まらぬ速度で弾丸のように飛び去り、瞬く間に全員の視界からいなくなったのである。
「・・・黒ウサギ速い。箱庭の兎って、随分凄いんだね。」
「ふむ・・・。あれが有名なトランザムモードか。いやはや、貴重な光景を見せてもらった。」
またもや微妙にズレている二人に、今度は自分がこの二人の相手をしなければならないのかと、憂鬱になるジンであった。
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