暁 〜小説投稿サイト〜
後悔先に立たず、後に立つべし
11話
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「失礼します。社長、お客様をお連れしました。」
「入ってもらってください。」
「失礼します。」
「良くお越しくださいました。I・D社社長のノエル・エブリガードです。」
「では、社長。私は失礼します。」
「ご苦労様でした。」
「ああ、僕の名前はロイド・アスプルンドだよ。」
「セシル・クルーミーです。」
「どうぞおかけください。」

 そう言うと2人がソファーに座ります。

「まあ〜、僕はまわりくどいのは好きじゃないから言わしてもらうけど、あれは何だい。」
「何だと思いますか。」
「お2人は何だと思いますか。」
「そうだね。普通なら悪戯と思うんじゃないかな。」
「ロイドさん。」
「でしょうね、普通なら。」
「でもね、この設計図、妙に具体的なんだよね〜。それに、設計図道理なら、これはナイトメア・フレームとは基本設計から違う思想で出来ている機体だよ。」
「そう考えるとおかしいことがあります。まるで急に設計図だけが出てきたような異様なかんじがします。」
「そう考えると不思議に思っていたんだけど、ガジェットにも同じことが言えるんだよね〜。」
「そこまで、ご理解いただけましたか。実は、あなた方をお呼びしたのは私ではありません。」
「じゃあ、いったい誰が呼んだんだい。」
「私です。」

 そう言って、物陰から出ます。

「誰だい君は。」
「私はカイ・テンノウジといいます。」
「ご招待したい所があるのですが、時間があるでしょうか。」
「招待したい所ね。残念でした。怪しい人には付いていかないんだよ。」
「そうですか、そこでしたら疑問が解消でき、知的好奇心を満たすことが出来るのですが要らないようですね。」
「意地悪な言い方だね。そこでなら、この設計図の疑問が解消でき、何か新しい知識を得ることができるというのかな。」
「そのとうりですよ。」
「わかった行こうじゃないか。」
「ロイドさん。いいんですか。」
「疑問を解消しないと気持ち悪いしね。危険があるかもしれないけど、たぶん大丈夫なんじゃないかな。」
「そんな、アバウトな。」
「でも、君は我慢できるのかな。」
「それは。」
「じゃあ、決まりだ。行くよ。」
「では、手を繋いで貰えますか。」
「どうしてかな。」
「繋いでもらえば、わかりますよ。」

 そう言って、手を繋いでもらいます。
 そして、秘密基地を経由して、月面基地の倉庫に転移します。
 
「到着しましたよ。」
「は〜何を言って・・・・。」
「ここはどこですか。」
「ここは月面基地ですよ。」
「ははは、まさか、瞬間移動でもしない限り無理だよ。だいたい、人類は宇宙には進出したなんて話聞いたこともないよ。」
「では、証拠を見せましょうか。」
「是非そうしてくれたまえ。」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ