暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第47話 嘘吐き全快!! まとめて拉致れるか?
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こんにちはギルバートです。グラヴィルに侵入して居る草(諜報部員)と合流します。しかしその前に、カトレアと会わなければなりません。黒髪の
貴族
(
メイジ
)
と言うだけで、ドリュアス家が特定されかねないからです。なのでフェイスチェンジだけでなく、髪色を変えるのは必須です。
と言う訳で、トリステイン魔法学院までやって来ました。信頼できる水のスクウェアメイジが、カトレアしか居ないからです。門番に話しかけてカトレアを……と思っていたら、タイミング良くカトレアが出て来ました。
「ギル。お待たせ♪」
しかし何故かトランクを持っていて、服装も余所行きの装いになってます。
「えっと、その……」
「ギル。私も行くわ」
何処へ?
「とりあえず、ドリュアス家本邸まで」
何故に?
「ギル。お義母さまの説得。後回しにする心算でしょう」
はい。全て見透かされています。思いっきり手紙で済ませる心算でした。父上と母上なら、事後承諾でも理由を話せば問題ないと思っていました。
「そんな不義理をしてはいけないわ」
まったくもって仰るとおりです。
「私も一緒に行ってあげるから。お義母さまに話しましょう」
私が力なく頷くと、カトレアはティア(風竜ver)に乗り込みました。後に残されたのは、ガックリと項垂れる私と唖然としている門番だけでした。
門番はカトレアの婚約者が、私の様な子供だった事に驚いたのでしょうか? それとも私が全く喋ってないのに、会話が成立した事に驚いたのでしょうか?
私は現実逃避に、そんな事を考えていました。
「ギル。早く」
カトレアに言われティアに乗り込むと、ドリュアス家本邸に向けて出発です。
「ギル。これからの予定は?」
出発してすぐにカトレアがそう聞いてきました。心が読めるならそんな事する必要も無いのですが、そう言うのも無粋でしょう。
「カトレアの言うとおり、一度ドリュアス家本邸に行きます。そこで母上達に“ゼロの使い魔原作知識”の存在だけ打ち明け、ジョゼットの受け入れをお願いします。父上は王都に居るので事後承諾になってしまいますが、これに関しては諦めるしかありませんね。本邸には一泊だけして、後は予定通り行動する心算です」
私の言葉にカトレアは大きく頷いてくれます。
「そう言うカトレアは、本邸で一泊した後如何するのですか?」
そして無警戒に問いかけてしまいました。
「ギル。修道院に行くメンバーに、女の人は何人いるの?」
質問に質問が返ってきます。
「そ それは……」
しかも、かなり痛い。
「この場合女性が居ないのは不味いと思うけど」
まったくもって正論です。今回の作戦は|急遽《
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