暁 〜小説投稿サイト〜
落ちこぼれの皮をかぶった諜報員
 第8話 VS魔剣 
[2/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
 君は完全に包囲されている!!」
2人しかいないが、とりあえずハッタリをかましておく。


「!? 警備だと? 監視カメラは押さえていたはずだが……」

「両手を上げて、手を頭の後ろに組みなさい!! さもないと攻撃するぞ!! こっちは本気だからな!!」
「やってみろ」










(#^ω^)ピキピキ 

「僕を怒らせたな? くらえや!!!」
懐から数本、投げナイフを取り出し投げまくる。


「はあ!」
「!?」


女はどこからともなく大きな剣を取り出し、投げナイフをすべて薙ぎ払う。
な、なんだ!? あの剣!?




「雄一!」
「……」
雄一は何も答えない。

「雄一!!」
「かっけぇ……」
「え?」
「あの剣かっこよすぎだろう!!」
「はあ!? こんな緊急事態に何言ってんの!?」
「雄一!! あいつをどうにかしないと先生に殺されちゃんだよ!!」

「はっ!? いけない。つい……」
「雄一、あいつ、剣の腕前は相当なレベルだよ!! ここで銃は使えないし、接近戦で一気に決着を――」


カランカラン


ん? 足元に何か転がってきた。なんだこれ?


「「!!」」


スタングレネード!? やばい!!
すると、爆発音が響き、目の前が真っ白になった。


「しまった!! やられた!!」
「うわああああ!!! 目があああ!! 目がああああ!!!!」
雄一が隣で悲鳴を上げている。


視界が元に戻るとあの女はいなかった。



「くそ! 雄一、急いで2手に分かれて探そう! 見つけ次第すぐに連絡しよう! あいつに1人で挑むのは危険だ!!」
「くそ〜!! あの女……。とりあえず後でな!!」
「うん!」 
くそ! どこに隠れた!? 全く見つからない!! 





ザアァ……




ん? 水の音? 行ってみるか

扉を開けたら床にあった排水穴から、水が勢いよく吐き出されていた。


「……………………」


「ああ、なんだ。水没しているだけか……」








ん? 水没……? 地下倉庫が……水……没……?









「うわあああああ!!!! なんてこったあああああ!!!!」


やばすぎる!! ここが水没したら火薬が全部、使い物にならなくなっちゃう!!
先生の言葉を思い出す。

『もし、変な事になったら』

やばい!! このままじゃ僕たちは殺されてしまう!! 一刻も早く、あいつを捕まえて尋問して自供させないと!!



プルルルルッ!!
電話がかかってくる。雄一からだ。
「雄一!! どうした―
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ