暁 〜小説投稿サイト〜
東方魔法録〜Witches fell in love with him.
24 久振〜Girls pursue each of the goals.
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トに」
更地になっていたウェネフィクスはレイレウの指揮により、次々と復興していった。建物や資材はさすが魔法、あっという間に元通りになっていた。
「エリーこの前はありがとうね」
「ありがとう」
俺はパチュリーと一緒にエリーの店に訪れていた。この前開店したばかりなのに既に沢山の魔法薬と客で店は溢れかえっている。
「い、いいんだよ。く、薬が効いて良かった」
「すいませーん。これいくらですか?」
「は、はい、い、今いきます」
エリーは客に呼ばれ、たどたどしく魔法薬を売っていた。
店を構えたからといってエリーの口調が変わることはなく、コミュ障なのは相変わらずだ。だけどちゃんと店を切り盛りしているのは頑張っているなと思う。
ふと、商品棚を見てみるとえぇと…『まんじゅうが怖くなくなる薬』『目からビームが出るようになる薬』『耳が伸びる薬』『エラ呼吸になる薬』『センスが良くなる薬』etc…
………最後のはいいとしてなんだよ、そのラインナップは……エラ呼吸は水の中で息できるようになるから、わからないでもないけど、この品揃えで売れているから不思議だ。
「お、お待たせ……な、なにか欲しいものでも見つけた?」
勘定を終えたエリーが戻ってきた。
「エリー……もっと実用的なものを売ろうよ……あ、でもこれはいいかも」
俺が手にしたものは日焼け止め。以前、エリーが海に持ってきたものよりも使用時間が長くなり、耐水性で、丸一日はもち、日光を完璧に弾く優れもの。吸血鬼の俺にはかなり便利なものだ。
俺はこれを買うことにした。
「つ、ついでにこ、これも…」
「ん?いいの?」
「お、幼馴染みよしみ。さ、サービス」
エリーから貰ったものは…『死んだふりが出来る薬』…まあ、いいや。ありがたく貰っておこう。
「パチュリーは何か欲しいものあった?」
「そうね…あれとこれとそれと……」
〜五分後〜
「あ、ありがとう…!!」
パチュリーは俺と二人で持ちきれないぐらい沢山の薬を買った。俺はそれを魔方陣の中に収納した。いや、本当魔方って便利。
「じゃあ俺たちはそろそろ行くね」
「またね、エリー」
「う、うん。ま、またね」
俺たちはエリーの店を後にした。
………………………………………
……………………………………
…………………………………
「おうお前ら!」「久しぶりだな!」
エリーに会った後、レイレウに会いに行った。レイレウは復興を指揮して、なんとそのままウェネフィクスの街長になってしまったのだ。
「お前らこそ元気そうでなによりだよ」
「どうだ?」「街の様子は?」
「人は減ってしまったけど…よくここまで
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