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ハイスクールD×D〜邪神の道
手合わせ
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キーンコーンカーンコーン


学校が終わり、学生鞄を肩に担ぎながら教室をでた




・・・どうやら俺は怖がられているらしい


教室から出て廊下を歩くと他の学生達が俺から離れて道を開く

下級生や同級生、しかも上級生までもが退く


俺に話しかける奴は、昔からの同級生か、俺の家に住んでいる"妖怪"、または・・・








「やぁヨルガン君、この後暇かい?」



目の前にいる"イケメン"位だろう

こいつはここ、駒王学園一のイケメン王子、木場祐斗だ


「・・・また手合わせか?」


「そうだよ」


こいつとは暇な時に剣の手合わせをしている


「ふむ・・・・・・十分位なら大丈夫だが?」


「わかった。それじゃあ場所はいつもの剣道場でいいかい?」


「・・・わかった」












剣道場




目の前にいる木場は防具を身に着け、竹刀を両手に持ち、構えている


それに対して俺は防具を着けず、竹刀を右手に持っている


「行くよ!ヨルガン君!」


「・・・すぐに終わらせる」


木場は俺の頭を狙って竹刀を素早く振り下ろす


俺はそれを左に避け、木場の籠手に竹刀を振り下ろす


だが木場はそれを避け、がら空きとなった俺の頭部に竹刀を振り下ろした


俺はバックステップでこれを避けた


「なかなかやるね、ヨルガン君」


「・・・伊達に何年も剣術を修行していないさ・・・・・・さて、木場」


「なんだい?」


「・・・先に言っておく・・・・・・一瞬でジ・エンド、だ」


俺は前後にした両足の踵を少し浮かせ、背筋を伸ばし、竹刀を両手で持って中段の構えを取り、そして




目を閉じてその場を動かず、精神を研ぎ澄まし始めた



side out


木場side in


「・・・先に言っておく・・・・・・一瞬でジ・エンド、だ」


ヨルガン君は中段の構えを取ると目を閉じて動かなくなった


あれはヨルガン君が自分で考え、編み出した"不動の構え"だ


中段の構えを取り、目を閉じて精神統一をして反撃をする


相手が斬り掛かる時に素早く動き、相手を倒すヨルガン君得意のカウンターだ


そして厄介な事に、時間が経てば経つほど、カウンターされる確率が高くなる


なら、早く斬り掛かればい・・・そこまで甘くはない


早すぎると彼はフェイントを掛ける。すると相手は動揺し、その隙に討たれる


この構えを攻略するにはフェイントに引っ掛からない熟練者ではないと厳
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