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魔法科高校の有能な劣等生
ウィード対ウィード
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ない限り負けにはならない。
そうだろ司波君?」

「フッ、やはり君は面白い。
こんなにも俺をイライラさせる人がいるなんて、」

その言葉の後、司波は小さな声で言った。

「そんな感情、持ち合わせていないのに。」

司波はさっきまで勝ち誇った顔をしていた筈なのに急に悲しそうな顔をする。
理由は不明、そもそもこのウィードの少年については全くの皆無
知る嘉も無いし知る気も起きない。

がそこで隙が出来た。
起動式展開、魔法発動
無月が得意とする重力魔法、それにより司波の身体は空に浮く。

「こ、これは!?」

あまりにも突然の事なので司波は動揺ひ混乱している。
まあ急に身体が浮いたらそれは誰でもビックリするだろう。
それは司波でも例外では無かった事は意外とまではいかないがちょっぴり無月自身も意外に思う。

「どうだ俺の重力変換魔法は
中々、だろう?」

「確かに凄いな、こんな魔法が使えて
なんで自己加速系の魔法が使えないのか疑問に思うのだが?」

司波は空に浮いていようが冷静だった。
急に身体が浮い時は流石に驚いたようだがもうすっかり何時もの調子に戻っている。

「や、やっぱりコイツはよく分からん。」



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