第36局
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憩はこれくらいで、次の対局に行きましょうよ。時間がもったいないよ、ね、塔矢君」
「…そうですね、せっかくの機会です。ボクにもご指導をお願いできますか?」
「やれやれ、人使いが荒いのは息子も同じか。ま、仕方ないの」
一向にそれていかない話題を、奈瀬が強引に打ち切った。
−なんだか、騒ぎになっちゃってるみたいですねぇ。
−はぁ…。まぁ仕方ないことなんだけどな。外野はほっとけばいいさ。強いやつが集まってくる分には佐為は大歓迎だろ?
−それはもう!誰が相手でも、私は負けませんよっ!
メラメラと燃える佐為を背に、ヒカルは大きく溜息をついた。
そして、8月の終わり、プロ棋士採用試験の本戦が始まった。
本戦初日、塔矢アキラと奈瀬明日美は白星で順調なスタートを切った。
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