24話
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変わる。
「さっき連絡があったがわかってると思うが先に突入していたはやては剣と合流できたそうだ。だがこの濃度のAMFの中では、魔法は使えない。魔道師の二人では何かあると対応できないかもしれない。王座の間に急ぐぞ」
「「了解」」
動き出す三人。王座の間に向かう途中に夕はガジェットに似た蜘蛛を連想させる多脚型のロボットを発見する。
「ティアナ、スバル、前方にガジェットがいる。俺が排除するけど、念のため周囲を警戒してくれ」
「「了解」」
目の前にガジェットがいることに夕は疑問を覚えていた。ガジェットは剣がクワットロを倒した時点で停止しているはずなのだ。
「考えられるのはゆりかご本来の防衛システムってところか?」
ゆりかごが休眠状態に入る前に内部の邪魔物を排除しに動き出したってところか。
「まあ、何にせよ……邪魔だ」
夕は速度を上げて、ゆりかごの防衛システムのロボットをすり抜けざまに破壊していく。複数の足から繰り出される攻撃を月歩と剃で回避し、鉄塊で強化した手足で破壊していったのだ。
防衛システムを破壊しながら進むと目の前に大きな扉を発見する。
「夕さん。扉は任せてください!」
スバルはローラーブレードで走りながらISを作動させ、拳を後ろに引き構えを取る。ティアナも衝撃に備えて距離を開ける。ISを発動させたスバルの拳は扉を簡単に破壊して見せた。夕はその威力に感嘆している。
「やるな。スバル」
「ありがとうございます夕さん!」
三人がその扉を通過するとすぐにはやて、リィン、女の子を背負った剣が視界に入ってくる。三人もこちらに気づいて手を振ってくる。三人の近くにはクワットロが倒れていた。
「部隊長、剣さん。ご無事ですか?」
「迎えに来ましたよ」
「乗れ、脱出するぞ」
ティアナが心配し、スバルが助けにきたことを告げ、夕が脱出を促す。三人の登場にはやては安堵していた。
「助かったで皆。魔力が全く結合せえへんからどないしようかと思ったわ。なぁ剣君、リィン?」
「ユニゾンも強制解除されたです!」
「うん。今回は完全に打つ手無しだったよ」
この濃度のAMFの中では高ランク魔道師の二人とユニゾンデバイスでも無力のようだ。
「話は後にして急いで脱出だ。その戦闘機人と 女の子は俺が運ぶから、はやてはティアナのバイクの後ろに、剣はスバルの背中におぶされ。リィンは安全そうな人の体に捕まってくれ」
「了解や」
「女の子におぶられるのは恥ずかしいけど、そうは言ってられないね」
「リィンは夕さんの肩に捕まるです」
三人は夕の言う通りに動いてくれた。
「よし、脱出だ」
十数分後、突入メンバーは無事に脱出し、ヘリに乗り込むことに成功する。ヴィヴィオも無事に元の
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