冥府の嗤い声
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の化け物・・・」
コーネリア「泣いてる・・・あの人、苦しいって泣いてる・・・
化け物なんて言っちゃダメだよ・・・」
アクセル「ま・・・まさか・・・」
ドア「そうだ。 これが私の妻クララの変わり果てた姿だ!」
リリーナ「だから、亡くなったことにしていたのね」
ドア「父が愚かだったのだ。ディザイアンとの対決姿勢を見せたために、先代の総督だっ
た父は殺され、妻は見せしめとして悪魔(エク)の(ス)種子(フィア)を植え付けられた・・・
私が奴らと手を組めば、妻を助ける薬をもらえるのだ」
スザク「それじゃあ、あんたはこの街の人を裏切ってるんじゃないか!」
ドア「知ったことか! 所詮ディザイアンの支配からは逃れられん」
アクセル「コーネリアが・・・神子が世界を救ってくれる!」
ドア「神子の再生の旅は絶対ではない。前回も失敗しているではないか!
それにこの街の者は私のやり方に満足している。ただ、私がディザイアンの一員
だと知らぬだけだ」
アクセル「黙れ! 何がお前のやり方だ!!
あんたの奥さんは確かに可哀想さ。 でもな、あんたの言葉を信じて牧場に送られたばかりに、あんたの奥さんのようにされた人だっているかもしれないんだぞ!」
ドア「黙れ小僧!! 自分だけが正義だと思うな!」
アクセル「ふざけんな!! 正義なんて言葉チャラチャラ口にすんな!
俺はその言葉が一番嫌いなんだ! 奥さんを助けたかったなら総督の地位なんか捨てて、薬でも何でも探せばよかったじゃないか!
あんたは奥さん一人のためにすら地位を捨てられないクズだ!」
アクセルがドアを責めるのを聞いて、コーネリアが制止にはいる
コーネリア「アクセルやめて! みんなが強い訳じゃないんだよ。だから、もうやめてあ
げて!」
アクセル「コーネリア・・・」
コーネリア「その薬っていうの、私たちで取ってきてあげよう?
そしたら総督だってもうディザイアンの味方にならなくてもいいんだから」
ドア「・・・私を、許すというのか」
コーネリア「あなたを許すのは私たちではなくて街の人です。
でもマーテルさまはきっと、あなたを許してくれます。
マーテルさまはいつでもあなたの中にいて、あなたの再生を待っていてくださるのだから」
ドア「私の中に・・・」
キリア「ばかばかしい!」
キリアは様子が急変してドアの胸をナイフで突き刺した
キリア「人間ごとき劣悪種に、マーテルさまが救いの手を差しのべて下さることはありま
せん」
アクセル「何をするんだ!!」
スザク「お父さんでしょ!? どうしてこんな・・・
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