旅路の途中
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Re:SYMPHONIA
#5 旅路の途中
一行はマーテル教会へ向かい、祭司に再生の書について聞く
祭司長「神子さまではありませんか! 私を覚えておいででしょうか。
大聖堂で修業しておりました マーチでございます」
コーネリア「もちろん覚えております。お久しぶりです。今は祭司長になられたのですね」
マーチ「はい、おかげさまで。聖地へ続く救いの塔が出現したことで、神子さまのおいで
を待ちわびておりました。この地に残る導師スピリチュアの伝説がきっと神子さまのお役にたちましょう・・・」
コーネリア「確かスピリチュアさまはここで最初の説法を行われたのよね」
マーチ「はい、その通りです。 当時の世界再生伝説は再生の書として時の王家に収められました。そこには全ての封印なる場所が記されていると言います」
リリーナ「その再生の書の内容はこちらで保管していないのかしら」
マーチ「いえ、あれは教会で編纂したものではございませんので・・・
必要でしたら、ドア総督に提出を求めますが・・・?」
コーネリア「それが・・・だめなの。私たちの偽物が現れたみたいで、その偽物に渡して
しまったらしいの」
マーチ「な、なんと罪深きことを! ですが、再生の書以外に導師スピリチュアの足跡は
記されておりませぬ・・・お役に立てず、申し訳ございません・・・」
頼みの綱の教会ですら再生の書の内容は残されていなかった・・・。
だとすれば、残された道は・・・
コーネリア「どうしよう。このままレミエルさまの言葉を頼りに封印を探す?」
リリーナ「私は再生の書を手に入れた方がいいと思うわ」
スザク「姉さんは封印の場所より再生の書自体に興味があるんだろ?」
アクセル「ちくしょう・・・こうなったら仕方ねぇ。あの偽物を追いかけよう」
コーネリア「でも、どうやって?」
アクセル「あいつらの話を聞いてなかったのか? 奴ら、再生の書を売りさばく気でいるんだ」
リリーナ「ハコネシア峠へ行くのね」
コーネリア「すっご〜い!さすがアクセル!」
スザク「こういうときだけは物覚えがいいよね」
アクセル「一言余計だ、アホ! さあ、早く奴らを追いかけようぜ」
リオン「ふむ、では行こうか」
ハコネシア峠はパルマコスタから北にある。一行はそこを目指す
アクセル「ちくしょー、あいつらムカつくなぁ!」
スザク「ニセ神子の奴らでしょ? ボクもくやしくって」
アクセル「そうだよな! 世界を救おうとしてるのはコーネリアなんだぜ!?」
コーネリア「え?」
アクセ
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