旅路の途中
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うして人間牧場を目指している道中に海が見える。港町が近いせいか、船がよく見える。
リオンがふと何かを思い出して言った。
リオン「この近くに間欠泉があったな」
リリーナ「ソダ島ね。観光名所になっているはずだわ」
アクセル「間欠泉? なんだそりゃ」
スザク「一定の周期で温泉が噴き出してるんだ。そんなことも知らないの?」
アクセル「し、知ってるよ! 当たり前だろ。ちょっとド忘れしただけだ」
スザク「ボク一度見てみたかったんだよね」
リオン「ふむ。立ち寄ってみるか?」
アクセル「すげー! 早くみてぇ!」
リリーナ「だめです!」
リリーナがなぜか怒っている
アクセル「な、何怒ってるんだよ」
リリーナ「・・・再生の旅が優先よ。ソダ島になんて行きませんからね!」
スザク「変な姉さん・・・」
頑なにソダ島へ行くのを拒否するリリーナ。何かを隠しているのだろうか。
そうこうしているうちに、人間牧場に到着する。
―Extra 6 パルマコスタ人間牧場―
人間牧場はイセリアだけではなかった。ここにもディザイアンに奴隷として虐げられている人はいる。施設そのものはイセリアと大差はない。
スザク「ア、アクセル・・・」
アクセル「ああ、この光景見たことあるぜ・・・
イセリアだけじゃなかったんだな。人間牧場ってのは」
スザク「もうマーブルさんみたいな犠牲者を出したくないよ」
アクセル「ああ、もう犠牲者はいらない。行くぜ、スザク!」
ニール「お待ちください、神子さま」
後ろの木陰から、秘書のニールが姿を現す
アクセル「ニール! ショコラがさらわれたんだって?」
ニール「・・・はい。そのことでお話ししたいことがあります」
リリーナ「・・・あまりいい話じゃなさそうね」
ニール「みなさんにはこのままパルマコスタ地方を去って頂きたいのです」
コーネリア「でも、そうしたらショコラさんはどうするんですか?」
スザク「そうだよ。パルマコスタ軍と連携を取ってショコラさんを助け出すんでしょ?」
ニール「いえ、それが・・・」
リオン「やはり・・・罠か」
リリーナ「・・・嫌な方の予感が当たっていたようね」
アクセル「リオン!それに先生も! どういうことなんだよ?」
リオン「ディザイアンが組織だった軍隊を持つ街をおとなしく放置していることが私には
疑問だった」
リリーナ「ええ。その通りだわ。 反乱の芽を潰さないのはそれが有害ではないから・・・
力がないから放置されているのか、あるいは有益存在なのか・・・」
ニール「・・・おっしゃる通りです。ドアさまはディザイアンと
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