旅路の途中
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アクセル、落ち着きなさい。 どうしたというの?」
アクセル「イセリアを出た時に誓ったんだ! これ以上、ディザイアンの奴らに好きには
させねぇって!」
リオン「冷静さを欠くと、誤った判断や行動をしかねんぞ」
アクセル「うるさいな!」
リリーナ「アクセル、あなたの気持ちはまっすぐな正しいものよ。
だからといって、仲間の言葉に耳を傾けないのはいただけないわね」
アクセル「!! で、でも・・・俺・・・」
リリーナ「パルマコスタは確かに心配だけど、私たちはあなたも心配なの。おわかり?」
アクセル「・・・ごめん。俺が悪かったよ・・・」
リリーナ「・・・素直でよろしい。でも、謝る相手が違うのではなくって?」
アクセル「・・・リオン。悪かった・・・。ごめん・・・」
リオン「気にしていない。 ともかく、パルマコスタに向かおう。 急ぐが、焦らずにな」
アクセルは諭され、また一つ大きくなる。 そして、パルマコスタに着く。
パルマコスタの広場でショコラの母が首をくくられ、公開処刑が行われようとしていた!
兵士A「どけ! マグニスさまがお出ましだ!」
市民A「東の牧場のマグニスだ・・・」
マグニス「マグニスさま、だ。豚が・・・」
マグニスは市民の首を絞め、高々と持ち上げて言った。首を絞められ続け、市民は息絶えた。
マグニスは赤髪のドレッドヘアーが特徴的な、左目に傷のある大男である。その性格は極悪非道で、劣悪(にんげ)種(ん)を家畜とも思っていない。
兵士A「この女は偉大なるマグニスさまに逆らい、我々へ資材の提供を断った。」
兵士B「よって規定殺害数は超えるものの、この女の処刑が執り行われることになった!」
その場にアクセルたちは駆けつける。アクセルたちは野次馬たちの後ろにいる。
アクセル「くそっ! この街の兵士はどうしたんだ?」
野次馬「演習でほとんど出払ってるんだよ」
スザク「スキを狙ったんだな! ひどいや!」
ショコラ「お母さん!」
ショコラが広場に駆けつけ、処刑台の近くまで駆け寄った。
兵士B「動くな、そこの女!」
兵士C「下手に逆らうと死んだ方がマシな思いをすることになるぞ」
ショコラ「ドア総督がそんなこと許すもんですか!」
マグニス「ドアか・・・ガハハハハ!! 無駄な望みは捨てるんだなぁっ!」
マグニスは何か含みを持たせた言い方で高笑いし、ショコラの母の処刑の合図をする。
ショコラ「やめてぇーーーーっ!!!」
処刑の瞬間、子どもが石をマグニスに投げた。この子どもは、ドアに父の捜索を願っていたあの子どもである。
マグニス「この・・・薄汚い豚がぁっ!!」
子どもに近づく
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