旅路の途中
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の晩、リリーナはリオンに
真意を問う。
リリーナ「ねぇ、リオン」
リオン「どうした?」
リリーナ「あなたはどうしてコーネリアの護衛を引き受けたの?」
リオン「フ・・・私は傭兵だからな、それで食っている」
リリーナ「つまり、仕事だからってこと?」
リオン「ああ、そうだ」
リリーナ「本当にそれだけ?」
リオン「それだけだ・・・」
リオン・マクベス・・・。彼の真意は分からない。彼もまた、何かの秘密を持っているの
だろう。同様にスザクもコーネリアもリリーナも、アクセルも・・・。
―House 4 ハコネシア峠―
ハコネシア峠は様々なガラクタで埋まっている一軒の小屋のある、なんとも不思議な場所
である。ここにすむコットン爺さんはなかなかの曲者で、ハコネシア峠を越えようとする
ものに無理難題を押し付けて通せんぼする、なんとも面倒な人なのだ。
コットン「通行証なら、一人100,000,000ゴールドで発行するぞ」
(ちなみにゴールドの価値 1ゴールド≒1円)
アクセル「な、何だその金額は!? 横暴だ!!」
コットン「黙れ小僧! わしゃあ、男が大っ嫌いなんじゃ!」
リリーナ「これじゃあマーテル教の旅業をする者までここで足止めされてしまうわ」
コットン「おお。お前さん美人じゃのう。 お前さんが旅業をしているのなら
パルマコスタの旅行代理店でアスカード遺跡ツアーにでも参加するといい」
スザク「ずるい! 代理店と結託して儲けるな!!」
ガンコで、がめつく、エロジジイ・・・救えない爺さんである・・・。
コットン「うるさいのう! 金のない奴はとっとと帰れ!」
コーネリア「あれ?ずいぶん大きな教典・・・」
コーネリアが古い教典を発見する
コットン「おお、清純派の嬢ちゃん。お前は見る目がある!
これはのう、マナの神子さまから買わせて頂いたものじゃ。大変珍しい教典で
導師スピリチュアの伝説が記されているんじゃよ!」
全員「!!」
一行が探し求めていた再生の書はまさにコレだ!
コットン「ずっと手に入れたかったんじゃがドアさまは手放す筈もないと諦めておったと
ころじゃ。まさか神子さまが譲って下さるとは、ありがたや〜」
アクセル「それ、譲ってくれよ! いや、見せてくれるだけでもいい!」
コットン「何をいっとるか! どうしてお前らなんぞに見せてやらねばならんのじゃ」
スザク「いいじゃないか!コーネリアはマナのみ・・・」
ゴン!! リリーナの鉄拳がとぶ。
リリーナ「だめよ。 こちらが偽物扱いされてしまうわ」
コットン「? マナのみ・・・?」
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