大海原を越えて
[6/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
狭くて悪かったな!!」
アクセル「・・・すみません」
コーネリア「・・・お、落ちちゃうよ〜」
アクセルにとって海は初めて見るものだった。果てしなき大海原にアクセルは感慨深いも
のを感じていた。
気持ちのいい潮風に当たっているうちにパルマコスタに到着する。
―Town 4 港町 パルマコスタ―
パルマコスタはシルヴァラント一の栄華都市で、産業・観光・教育機関・娯楽施設などが
盛んである。運河も整備されており、他の地方からの物資の流れ着く玄関である。都会に
憧れ移住してくる若者も多い、まさにシルヴァラントの顔なのだ。
一行は封印の情報を得るべく街を探索する。曲がり角でコーネリアは人とぶつかる。
スザク「・・・またやってる」
ガシャン!! ワインのボトルが割れた。
女性「いったーい!何するのよ!!」
コーネリア「あ、すみません」
女性「あー!さっきもらったパルマコスタワインが!」
連れの男「おいおいねーちゃん。こいつは大切なワインなんだぜ? それを割っちまうなんて、どう落とし前をつけてくれるんだ?」
コーネリア「じゃあ今すぐ代わりのワインを買ってきますね」
連れの男「・・・代わりのワインだと?お前、なめた口聞くとただじゃおかないぜ?
そんなもので俺の怒りが収まるとでも思ってんのかぁ?」
連れの男は何かと突っかかってくる。
アクセル「バカは因縁のつけ方も品がねぇよなぁ」
連れの男「何だと小僧!俺たちを誰だと思ってやがる!」
アクセル「知らねぇよ」
連れの男「・・・この!」
帽子の人「待ちな。早いトコこの街から離れたいんだ。余計な騒ぎを起こすんじゃないよ」
女性「そうですわ。ワインだけ弁償してもらいましょうよ」
連れの男「ちっ、運のいい奴め。さっさと代わりのワインを買ってきな」
アクセル「買うことねーぞ、コーネリア!」
コーネリア「ううん。私がぶつかったんだから弁償しないと・・・」
アクセル「ちぇっ、わかったよ」
一行はワインを手に入れるために店に入る。するとなにやら店員とディザイアンが口論を
している。
ショコラ「ふざけないで! そんな安い値段で売れるもんですか!」
ディザイアン「こんなチンケな店の品物に金を恵んでもらえるだけでもありがたいと思わ
ないのか?」
ショコラ「薄汚いディザイアンが偉そうに! こっちはあんた達みたいなのに水一本だっ
て売りたくないのよ!」
カカオ「ショコラ、やめて!」
ショコラ「だってお母さん! こいつら、おばあちゃんを連れてった悪魔なんだよ!?」
ディザイアン「いい度胸だな、娘! そんな態度でいるとこの街やお
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ