大海原を越えて
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「・・・そうか。ならばこの先どんなことがあっても その決心を忘れない事だ」
アクセル「・・・っていうか、なんで俺はあんたにこんな話をしてるんだ?」
アクセルは初めてリオンとじっくり話をした。アクセルにとって、リオンは何故か他人の気がしなかった。
アクセルは、コーネリアに誕生日プレゼントを渡す
アクセル「そうだ。これ、遅くなったけど誕生日のプレゼント・・・」
そう言って差し出した物は、先の戦闘が原因か、壊れていた。
コーネリア「・・・壊れちゃってるね」
アクセル「いつ壊れたんだろう・・・ごめんな、作り直すよ」
コーネリア「うん、ごめんね。何度も手間をかけさせちゃって」
アクセル「それよりお前、全然食ってねーな。まだ具合悪いか?」
コーネリア「ううん。もう平気。ただ何か食欲がわかなくて」
アクセル「食わねぇと、体もたねぇぞ?」
コーネリア「・・・うん。そだね。 けほっ、けほっ」
リリーナ「アクセル、無理をさせてはダメよ」
スザク「コーネリアはアクセルより全然繊細なんだから」
アクセル「ほっとけ! 悪かったな、コーネリア」
コーネリア「だいじょぶだよ〜。ホントにごめんね」
リリーナ「コーネリアも、だいぶ落ち着いてきたみたいね」
アクセル「・・・ああ。天使になるのも大変なんだな」
リリーナ「そうね。生体組織まで変わってしまうのかしら」
アクセル「せーたいそしき?」
リリーナ「ああ・・・ようするに、違う生き物になるのかしらということね」
アクセル「コーネリアはコーネリアだろ」
リリーナ「・・・ええ、そうね。あなたはいつも真理を口にするわ」
アクセル「ま、まーな!」
スザク「本能だけで生きてるからね」
スザクはいつも一言多い。アクセルはそう思ったが口にはしなかった。
スザク「ねえ、このマーボーカレーどうだった?」
アクセル「うーん、一味足りなかったな」
スザク「うわっ、意外にグルメなんだ。そうなんだよね。材料が足らなくてさー」
スザクは料理が上手い。というか、家事全般が出来る。というのも、姉であるリリーナは家事全般がてんでダメだからだ。 特に料理は酷いものだという・・・
アクセル「意外は余計だ!」
スザク「じゃあ、思いがけず」
アクセル「同じだっつーの!」
スザク「キルマフルーツがあればパーフェクトだったんだけどさ」
アクセル「あれ?もしかしてこれ、お前が作ったの?」
スザク「あったりまえでしょ」
アクセル「先生かと思ってた」
リリーナ「あら、今度私の手料理を食べてくれるの?」
スザク「長生きしたかったら、やめたほうがいいよ」
リリーナ「何で
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