業火眠る灼熱の地
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セル「・・・そうなのか?」
スザク「ああ・・・隠してたのに・・・」
なるほど、聖堂の時の笑い声は先生だったのか! 歴女をこじらせるとこうなるということを知ったアクセルであった。
リリーナ「ん? このくぼみは・・・神託の石板と書いてあるな コーネリア、ここに手をあてろ。それで扉が開くはずだ」
アクセル「ほんとかよ」
リリーナ「これは神子を識別するための魔術が施された石板だ 間違いない」
言われたとおりにコーネリアが石板に手をあてると扉が消滅し、地下への階段が現れた。
コーネリア「開きました! ・・・すごい! 何だか私、本当に神子みたいです」
スザク「神子なんでしょ。もー」
アクセル「よーし! ワクワクしてきたぞ! 早く中に入ろうぜ!」
リオン「その集中力が続けばいいが」
リオンはすでにアクセルの熱しやすく冷めやすい性格を見抜いていた。
そして一行は遺跡内部へ入る。
リリーナ「ここも魔科学で作られているな。すばらしい!!」
遺跡内部は外の廃墟と化した神殿とはうって変わり、装飾も整備されている荘厳な空間だ
った。中央部にはイセリアの聖堂と同じく、祭壇があり、そこは赤く光っていた。一行が
中央に近づくと急に炎が祭壇から舞い上がった
スザク「うわっ、何!?」
現れたのは神話に出てくるイフリートではなく、その使いのクトゥグハであった。クトゥ
グハは一切の問答なく襲いかかってきた。炎で包まれた体で。
スザク「アクアエッジ!!」 炎に効くであろう水で攻め上げる
リオン「油断するな、手強いぞ! ウィンドカッター」 鎌鼬で攻撃する
クトゥグハはダメージを受けるが、今までの敵と違いそう簡単に倒れない。クトゥグハは
尻尾でコーネリアを叩く。
リリーナ「コーネリア、大丈夫!? キュア!」 先生は癒しの術のプロだ
クトゥグハはその間にも炎を吐き辺りを火の海にする。クトゥグハが炎を使うと体の火が
少し小さくなった。リオンはそれを見逃さなかった。
リオン「・・・スザク。お前は風の術を使えるか?」
スザク「つ、使えるけど・・・それじゃ火に油を注ぐようなものだよ!」
リオン「それでいい。奴の炎を増幅させるのが目的だからな。 大丈夫だ、考えがある」
アクセル「おい!喋ってないで戦えよ!!」
クトゥグハが再びコーネリアに襲いかかる
リオン「時間が無い、いくぞ!」
スザク「知らないからね!?」
リオン・スザク「ウィンドカッター!!」 より多くの鎌鼬が飛ぶ
案の定、より勢いを増すクトゥグハの炎。クトゥグハは炎の攻撃の準備をしている
スザク「ほらぁ!やっぱり!!」
リオン「おそらく次の攻撃が今までで一
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