業火眠る灼熱の地
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リオンはアクセルに指南した。まるで、親心のように。
スザク「もうクタクタだよ・・・休みたい」
アクセル「そうだな。 話の続きは宿に着いてからにしようぜ」
トリエット 宿屋
宿屋に着いた時には すでに夜になっていた。
リリーナ「・・・つまり、このエクスフィアは私たちの潜在能力を引き出す増幅器なのね
・・・・私も、使えるだろうか」
先生は嬉しそうな顔で言った。
リオン「難しいだろう。 エクスフィアは要の紋がなければ人体に有害なだけだ」
コーネリア「あのぉ・・・要の紋って作れないんですか?」
リオン「先ほど話した通り、要の紋というのは抑制鉱石を加工して 表面にエクスフィアを抑制するための紋章を刻んだ装飾品のことだ。 ドワーフの間に伝わる秘術と言われている」
アクセル「ああ。そのまじない・・・っていうか紋章は、俺でも彫れるんだけど 抑制鉱
石の加工は親父にしかできないんだよ」
リリーナ「ねぇ? 抑制鉱石というのは この中にないのかしら」
そういうとリリーナは床一面に古今東西の鉱石・骨董品を並べ始めた
スザク「姉さん! これ、家から持ってきたの!?」
リリーナ「当たり前です。貴重な研究品ですからね。 これがパラグラフ王朝の聖なる壺
これがマーテル教会聖堂の宝剣 これがアスカード遺跡から出た神官の冠 これはハイマの鉱山からでた黄鉱石・・・」
アクセル「何だよ。ガラクタばっかりじゃん!」
リリーナ「!! 何ですって・・・?」
先生は鬼の形相でアクセルを睨み、アクセルは必死で弁明をする
リオン「ん?これは・・・」
リオンは紅い石のようなものを見つけた。
リリーナ「ああ、それは人間牧場の前で拾ったのよ。天使言語が彫られていたから持ち帰ったの」
アクセル「先生! これ、要の紋だよ!」
リオン「しかし 途中で紋章がすり切れている。このままでは使えないぞ」
アクセル「これくらいなら俺が直せるよ。 大丈夫。明日には先生もエクスフィアを装備
できるよ」
リリーナ「本当!? ありがとうアクセル! じゃあ悪いけど、お願いするわね」
1時間後
アクセル「よし、できた! 先生に渡して来よう」
リオン「修復が済んだのなら、早めに休んだ方がいい」
アクセル「分かってるよ」
アクセルは、先生の所へ向かう
アクセル「先生、まだ起きてたんだ」
リリーナ「ええ。モンスターについて調べたことをまとめているの。あなたこそ、夜更かしはいけなくってよ」
アクセル「・・・先生の要の紋を直してたんだよ」
リリーナ「ええ、分かっているわ。 でも
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