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Re:SYMPHONIA
非情の檻
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ザク・・・アクセル・・・』

スザク「な、何、今の声・・・ ま、まさか マーブルさん・・・?」

アクセル「そ、そんなバカな!」

『ウ・・・ウゥ・・・グウッ・・・離れて・・・早く・・・っ!』

『スザク・・・新しい孫ができたみたいで 楽しかったわ・・・さようなら・・・』

そう言い残すと魔物は自爆した。スザクの足元にエクスフィアを一つ落としながら・・・

スザク「・・・・・・っ」

フォシテス「・・・ぐっ・・」

先程の爆発でフォシテスは負傷した。

兵士C「・・・まずい、フォシテスさまをお助けしろ」

フォシテス「・・・アクセルよ。その左腕のエクスフィアがある限り お前は我々に狙われる・・・覚えておけ!」

スザク「マ、マーブルさん・・・!マーブルさんっ!!
    うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
スザクの叫びが、燃え盛る村の中で虚しく響き渡る。

村長「大変なことをしてくれたな。見ろ! この村の惨状を!・・・おまえのせいだ」

そこには、昨日までの閑静な森の村の姿はどこにもなかった。
ただ、ぱきぱきと家を薪にして燃える火の音が聞こえるばかり・・・

アクセル「ごめん・・・なさい」

村長「あやまってすむ問題じゃない。奴らはお前を敵と認定した。 お前がいる限りこの
   村の平和はないのだ・・・わかるな?」

スザク「ちょっと待ってよ! それってアクセルを追い出すって事!?」

村長「そうだ」

スザク「そんな! アクセルは悪くない。ただマーブルさんを助けただけなのに・・・」

村長「牧場に関わる全てが禁忌だ。 例外はない」

スザク「じゃあ、村を守るためなら人間牧場の人は死んでもいいの!?」

宿の女将「どうせ牧場の人なんて、あそこで朽ち果てる運命じゃないの」

村長「そうだ。余計な事をしなければ 死ぬのはそいつだけで済んだのに」

スザク「・・・人間なんて、汚い」

アクセル「もうよせ、スザク。 今回のことは確かに俺が悪かったんだ。
     ・・・出ていきます」

住民A「村長、こんな子どもにそこまで厳しくしなくても・・・」

住民B「何を言ってるんだ!こいつのせいで、たくさんの人間が死んだんだぞ!」

スザク「アクセルは悪くない! 牧場に誘ったのはボクだ。だからボクが悪いんだ!」
村長「それでもディザイアンが狙っているのはアクセルだ。 それにアクセルは元々村の
   人間じゃない。 ドワーフに育てられた、よそ者だ」

スザク「だったら、ボクも出ていく。 ボクも同罪だ!」

アクセル「スザク、お前・・・」

村長「・・・ならば、仕方がない。 村長権限でここに宣言する。 ただ今をもって
   アクセルとスザクを
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