暁 〜小説投稿サイト〜
Re:SYMPHONIA
非情の檻
[7/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
でもないよ!」

アクセル「ちっくしょう!ディザイアンめ!」

スザク「こいつら何でこんなひどいことするんだ!」

アクセル「とにかくみんなを避難させて、奴らを追っ払うぞ!」

         イセリア村 広場

兵士A「アクセル・バークライト! 出てこい!!」

アクセル「また、村を襲いに来たのか! いい加減にしろ!!」

兵士B「何を言ってるんだ?」

?「戯言だ。放っておけ。
  聞け、劣悪種ども。 我が名はフォシテス。ディザイアンが五(ご)聖刃(せいじん)の一人
  優良種たるハーフエルフとして愚劣な人間どもを培養するファームの主」
フォシテスは人間牧場にいた水色の髪で左腕が武器の男である。

スザク「ハーフエルフ・・・」  スザクは意味深に呟いた

フォシテス「アクセルよ! お前は人でありながら不可侵条約を破る罪を犯した。よって
      貴様とこの村に制裁を加える!」

スザク「条約違反はそっちも同じだろ! 神子の命を狙ったくせに!」

フォシテス「・・・?」  兵士と顔を見合わせる

兵士C「我々が、神子を? ふははははは! なるほど。奴らが神子を狙っているのか」

アクセル「奴ら? コーネリアを襲った連中とお前たちは違うって言うのか!?」

フォシテス「劣悪種に語ることは何もない。 それよりも貴様だ、アクセル
      貴様が培養体F192に接触し 我らの同志を消滅させたことはすでに照会済みなのだからな」

村長「なんということだ! 牧場には関わるなとあれほど念を押したのに!」

アクセル「・・・ごめん」

フォシテス「貴様の罪にふさわしい相手を用意した」

現れたのは緑色の巨躯で、ゾンビに似ている、もはやこの世のものとは思えない魔物であ
る。しかし、人間牧場の奴隷の服を着ている・・・

アクセル「な、何だこいつは!?」

フォシテス「さあ、引き裂かれるがいい!」

魔物が腕を振り下した時の衝撃は凄まじいが、動きが鈍い。そこを突いてアクセルとスザ
クは攻撃を続ける。 アクセルの双剣さばきは見事だった。リオンの渡した指南書をきち
んと見ていたに違いない。
そして、二人のコンビネーションで見事、異形のものを倒した。
兵士D「フォシテスさま!やはりあの小僧、エクスフィアを装備しています!」

フォシテス「・・・やはり我々が探し求めていたエンジェルス計画のものかっ!
      小僧!それをよこせ!」

アクセル「いやだ! これはお前らに殺された母さんの形見だ!」

フォシテス「何を言うか! お前の母は・・・」

フォシテスが何かを言いかけた時、先程倒した魔物がフォシテスにしがみついた。

『逃げな・・・さい・・・ス
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ