非情の檻
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アクセル「・・・あれ? 何でお前が出てくるんだ?」
スザク「アクセル! まだこんなとこにいたの?」
アクセル「スザク! ちょうどいいや。マーブルばーちゃんの要の紋、作ってもらったぜ!」
スザク「そ、それは嬉しいけど・・・コーネリアの見送りはどうしたのさ!」
アクセル「ああ、それなんだけどよ 俺も旅について行こうと思ってるんだ」
スザク「バ、バッカじゃないの!? コーネリアたちならとっくに出発しちゃったよ!」
アクセル「・・・は?」
スザク「ボク、いつまでもアクセルがこないから、迎えに来たんだ」
アクセル「そんなバカな!?」
ダイク「アクセル! 急いで村に行くんだ」
スザク「そうだよ 早く早く!」
イセリア村 入口
門番「アクセル、ファイドラさまがお前を捜してたぞ」
アクセル「ばーさんが? わかった」
コーネリアの家
アクセル「ばーさん!コーネリアが行っちまったって本当か!?」
ファイドラ「本当じゃ」
アクセル「コーネリアの奴、俺に時間を間違えて教えたのか?」
フランク「・・・そのことでコーネリアから手紙を預かっているよ」
『親愛なるアクセルへ
これをアクセルが読む頃には 私はもう旅に出ています
ごめんなさい 私はアクセルに嘘をつきました
世界再生の旅は 今まで大勢の神子が失敗してきた 危険な旅です
大好きなアクセルを 巻き込みたくなかったの
私が がんばって魔物やディザイアンを鎮めるから
アクセルは再生された世界で 平和に暮らして下さい
今まで仲良くしてくれて 本当にありがとう
アクセルにめぐりあえて 私は幸せでした さようなら
コーネリア・ハーツ』
アクセル「・・・何だよ・・・こんなの、まるで遺書みたいじゃないか・・・」
フランク「遺書・・・そうかも知れないね」
スザク「それ、どういう事なの?」
フランク「アクセル、スザク。キミたちにも、村のみんなにも隠していたことがあるんだ
よ コーネリアは・・・神子さまは・・・もう・・・」
ドオォン!!
スザク「うわっ!」 アクセル「何だ!?」
家の外で大きな音と地響きがした。 二人は外へ駆けだした。
家の外に広がっていた光景は、ディザイアンによって火が放たれて村が真っ赤に燃え上っていた。
民家も、雑貨屋も、スザクの家も・・・
スザク「ボ、ボクの家が・・・! ひどい・・・姉さんが帰ってきたら何て言えばいいのさ・・・ せっかくボクらの故郷になりそうだったのに・・・」
アクセル「? なんだって?」
スザク「な、何
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