暁 〜小説投稿サイト〜
Re:SYMPHONIA
非情の檻
[5/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
る村で暮らすなんて 俺にはできないよ」

コーネリア「・・・そだね。 ・・・私たち、明日のお昼に旅立つの。だからお昼頃、
      村に来てくれる?」

アクセル「ああ、わかった! これでお前が天使になるのを この目で見られるんだな」

コーネリアは悲しげな表情で少し欠けた月を見る。

コーネリア「・・・うん」

コーネリア「やっぱりあのレミエルさまがホントのお父さまだったんだね。 私、天使の子どもだったんだ・・・」

アクセル「いいじゃねぇか! どっちが本当の親父でもコーネリアはコーネリアだ! 何
     も変わんねぇ。ただ親父が二人いるだけだよ。人より多くて得した・・・ぐら
     いに思っとけって」

コーネリア「うん。アクセルが言うならそうするね」

アクセル「それにしても、再生の旅か・・・何かちょっとわくわくするよ」

コーネリア「そうだね。封印を解放して天使になって、そして最後には・・・」

アクセル「最後には?」

コーネリア「ううん、なんでもない とにかく火の封印に行けばまたお父さまに会えるんだし 私、頑張るね」

アクセル「ああ、頑張ろうな」  ガチャリとベランダの戸が開く

リリーナ「そろそろよろしい?」

コーネリア「あ、はい 今行きます。じゃあね、アクセル」

アクセル「ああ、また明日な!」

コーネリア「うん・・・さよなら・・・」

アクセル「よし、さくっと誕生日プレゼント作っちまうか!」

            朝 ダイクの家

アクセル「よし、完成だ! 親父に話をつけないとな・・・」

アクセルの母の墓の前にダイクが立っている

アクセル「親父、昨日は・・・」

ダイク「ほらよ。要の紋だ どう使うかは、お前の自由だ。一応、俺は止めたぞ」

アクセル「親父・・・! ありがとう!!」

ダイク「ドワーフの誓い第2番 困っている人を見かけたら必ず力を貸そう
    それを実践しただけでぇ」

アクセル「親父、俺、旅に出る コーネリアたちと一緒に世界を再生して母さんの仇をと
     る」

ダイク「・・・そうだな そう言うと思ったわい」

アクセル「じゃあ、許してくれるのか」

ダイク「・・・ああ。でもな、ここはおめぇの家だ。血が繋がってなくても おめぇは俺
    の息子だ 疲れたらいつでも帰ってこいよ」

アクセル「わかった・・・行ってくる!」

ダイク「アクセル! ドワーフの誓い第7番を忘れるなよ!」

アクセル「正義と愛は必ず勝つ、だろ? 今時だっせーなー! わかってるよ。
     行くぜノイシュ! 世界再生の始まりだ!!」

ノイシュと共にスザクもアクセルのもとへ駆けつけた

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ