非情の檻
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フィアは特別なんだ」
アクセル「特別?ディザイアンが装備してるのとは違うのか?」
ダイク「・・・そのエクスフィアはお前の母親の形見だ。ディザイアンはそいつを奪うた
めにお前の母親を殺したんだ」
アクセル「本当・・・なのか・・・?」
ダイク「牧場近くの崖でお前を拾った時の話はしたな? その時、まだ母親には意識があ
った。間違いあるめぇ」
アクセル「何でそれを今まで黙ってたんだよ!!」
ダイク「言えばお前は、ディザイアンに突っ込んでいっただろう? 昼間、救いの塔が
出現した。後はコーネリア嬢ちゃんにまかせておけ。 そうすりゃ、ディザイア
ンも滅びる」
アクセル「だけどよぉ・・・」
ダイク「お前はディザイアンと関わるな! 母親が命をかけて守ったエクスフィアとお前
自身を大切にするんだ」
アクセル「・・・で、要の紋は作ってくれるのか?」
ダイク「アクセル! 話を聞いてなかったのか!?」
アクセル「聞いてたよ! 聞いたらなおさらほっとけねーよ!!」
アクセルは家から飛び出す 外は既に夜になっていた。アクセルの家の前にはスザク・コ
ーネリア・リリーナ・リオンの四人がいた。
アクセル「・・・あ。 もしかして、今の話聞いてたか?」
スザク「ごめん、ボクのせいで・・・」
アクセル「いいよ。・・・別に、お前のせいじゃない」
リリーナ「・・・ねぇ、アクセル。コーネリアと二人で話をしていらっしゃいな。私たちはこの辺りにいますから」
アクセル「・・・わかった」
コーネリア「アクセル、ベランダに行こ?」
ベランダ
アクセル「ごめんな。誕生日のプレゼント間に合わなくて」
コーネリア「いいよぉ、そんなの」
アクセル「でも、ああいうのって誕生日当日に貰うから意味があるんだろ?」
コーネリア「じゃあ、『おめでとう』って言ってくれる? 私が16歳になれた記念に」
アクセル「あ、ああ・・・おめでとう」
コーネリア「エヘヘ・・・ありがと。良かった 今日まで生きてこれて」
アクセル「何言ってんだ・・・この後も生きぬいて世界を再生するんだろ」
コーネリア「・・・そ、だね・・・」
アクセル「? なぁ、明日なんだけどさ・・・やっぱり俺もついていったらダメかな?」
コーネリア「駄目って言うか・・・ディザイアンに狙われたりして危ない旅になるんだよ?」
アクセル「そのディザイアンだよ。俺、今まで母さんは事故で死んだんだと思いこんでた。
でも母さんは殺されたんだ・・・ディザイアンの連中に! それを知っちまっ
たのに奴らと不可侵条約を結んで
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