神託の日
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門番「おいアクセル! こいつをなんとかしろ!」
アクセル「え?」
門番「お前のペットのこの・・・変な生き物だ!」
アクセル「ノイシュ! 村まで来ちゃダメだっていつも言ってるだろ!」
スザク「ノイシュに乗せてもらって村まで来てるくせにそんな言い方ないだろ」
ノイシュは犬とライオンの合成(キメ)獣(ラ)のような容姿である
門番「おっと、それで思い出した。アクセル お前に村長からの言伝(ことづて)を預かっている」
アクセル「村長さんが?なんだろ」
門番「お前が通ってくる北西の森だが、途中に人間牧場があることは知っているな?
まさかとは思うが牧場内で遊んでいるんじゃないだろうな」
スザク「!」
アクセル「そんなことする訳ないじゃないか なあ、スザク」
スザク「・・・う、うん もちろんだよ」
門番「そうか? それならいいんだが・・・その、変な生き物が・・・」
アクセル「ノイシュは犬だって言ってるだろ! 何だよ、その差別的な言い方は」
門番「そ、そうか どうも犬に見えなくてな。とにかくそいつも牧場に入らないように
気を付けるんだぞ」
スザク「もう行ってもいいよね 行こうアクセル」
アクセル「おう、行こうか それにしてもノイシュ、何で村に来たんだろ」
ノイシュ「キュ〜ン」
スザク「アクセルを探してたんじゃないの?」
アクセル「はぁ・・・家に帰るのに いちいち西の森を抜けなきゃいけないのが面倒だよ
なぁ」
―Extra 2 イセリアの森―
ノイシュ「クゥ〜ン」
スザク「あ、そうか ノイシュはここが苦手なんだっけ」
アクセル「こういうモンスターがたくさん出るようなとこには入ろうとしねぇな。自分よ
り大きいモンスターなんて滅多に出ねぇってのによ」
ノイシュ「クーンクーン」
アクセル「あ、逃げた! 勝手にしろ!」
スザク「いつも思うけど 逃げるなら乗せてってくれればいいのに」
二人の背後からキノコ型の魔物とオオカミ型の魔物が現れた
アクセル「出たな! モンスター!」
アクセル「瞬迅剣!!」 素早い突きがキノコを串刺す
スザク「ストーンブラスト!!」 地面から岩石がオオカミに襲いかかる
アクセル「ま、この辺のモンスターなら楽勝だな」
スザク「あ、ボクここに用があるんだ」
アクセル「ディザイアンの人間牧場?ここに来ると不可侵条約に反するんじゃないのか?」
スザク「ディザイアンだって聖堂に攻めてきたじゃないか。悪いことだってのは分かって
る だけど・・・どうしても神託があったことを伝えたい人がいるんだ
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