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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第358話】
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った。 ……一分、揉むからな……」

「お、ぉぅ……。 あ、安心しろよ? お、俺から言ったんだから……き、嫌いになったりしねぇし……」

「そっか……せっかく仲良くなって嫌われたら敵わないからな。 ……揉むからな」


 返事を待たずに、俺は後ろから抱く形で理央の乳房を両手で鷲掴みする。


「ひゃあっ!? ……し、刺激が……す、ご……ぃ……」


 吐息を洩らす理央に、いやでも心臓の鼓動が加速していく――正直、既に欲望の塊がバベルの塔の如く構築されていて、普通の男子ならその場で襲うだろう――が、流石にそれをすれば退学だけですまないのでかろうじての所で理性への歯止めが効いていた。


「ん……ふ……ひゃ……、あ、ぁん……ぁぁ……んっ!」


 両手で回すように乳房を揉む度、理央の口からは甘い吐息と共に喘ぐ声が洩れ落ちていく。

 俺の中での至福の時間は過ぎていく――一分というのは早いもので、時計を確認すると軽く三十秒オーバーして理央の乳房を揉んでいた。


「わ、悪い……三十秒揉みすぎた……」

「はぁっ……はぁっ……。 べ、別に……大丈夫……だから……はぁっ……はぁっ……」


 肩で息をするように呼吸を整える理央――両手を乳房から離すと、小さく声を洩らした――少し名残惜しそうな声だった。

 慌ててたくしあげていた服を元に戻すと、理央は――。


「ひ、ヒルト……ありがとな? 汗……拭いてくれてさ」

「い、いや……俺こそその……何か……」

「い、良いんだって! お、俺が良いって言ったんだ! ……お、お礼だよ……バカ……」


 恥ずかしそうに視線を逸らす理央と俺の間に流れる気恥ずかしい雰囲気――。


「あ……り、理央、そろそろ俺、戻るよ」

「お、おう。 そうだな……お前もシャワーとか浴びたいだろうし……。 見舞い、ありがとな? 明日は大丈夫だから……また、明日な?」


 まだ顔は赤いままだが、理央は笑顔でそう言った。

 ――不覚にもその笑顔は可愛く、ドキッと高鳴ると共に改めて異性として魅力的に映った――というか、この学園可愛い子が多すぎる……仕草にしろ面にしろ性格にしろ。

 俺は手を振り、理央の部屋を出ていく――欲望の塊の構築は解除された為、変態呼ばわりはされない事に安堵しながら俺は部屋へと戻っていった。

 ――その頃。


「〜〜〜〜〜〜! な、なんて大胆な事をさせたんだよ、俺は……!」


 室内に響く理央の声――先ほどまで自身の乳房を激しく揉まれた感触が残っていて、身体の芯から熱が込み上げてくる感覚に襲われていた。


「……へ、変に思わなかったかな……あいつ……」


 そう呟くと、脳裏に過るのは顔
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