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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第358話】
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――理央の部屋前――
寮の食堂を出て若干早足気味でやって来た俺は、現在理央の部屋の前に居る。
今は皆食堂でご飯を食べる、又は風呂で汗を流す、或いは部屋でまったりしてるかの何れかだろう。
――まあ夜は基本自由だから何をしても問題は無いんだがな。
それはそうと、軽くドアをノックして俺は外から声をかける。
「理央ー? 調子はどうだー?」
そうドア越しに声をかけると、何だか慌てた様子で足音がパタパタと聞こえてきた――そして、ドアが開くとそこには理央がいた。
「ひ、ヒルト……」
「おいおい、無理するなよ。 額、汗びっしょりじゃないか」
「お、おぅ……。 今まで寝てて、さっき熱を計ったばかりだからな……。 明日は学校に行けるよ……」
確かに顔色は良さそうだが、ここで無理をすればまた体調を崩すだろう――。
「病人が無理するなよ。 入っていいか? 同居人は?」
「あ……移したら悪いって思って今日は別の友達の部屋で寝るように言ったから……。 あ、上がるのか……?」
「あぁ、別に病人を襲ったりしないから安心しろって」
「あ……ぅ……。 べ、別に襲われる何て思ってねぇけど……あ、上がれよ……」
めでたく許可を得た(?)ので部屋へと上がる――理央はそのまま自分が使っているベッドに腰掛けた。
「……ヒルト、見舞いありがとな……?」
「ん? ……気にするなよ。 まあ体調崩す時もあるさ、これがな」
そう俺が言うと、少し照れた様な表情を浮かべる理央。
「な、なあヒルト……わりぃんだけど、背中拭いてくれないか? 汗びっしょりでさ……着替えはお前が帰ってからするけど、背中を拭くのは今の俺だとちょっと辛くて……駄目……か?」
若干上目遣いで見上げる理央――また熱が上がったのか、頬が桜色に染まり、瞳が少し潤んでいた――嫁入り前とはいえ、男に背中を晒すのが恥ずかしいのかもしれない。
――とはいえ、ここで拭かなくて体調をまた崩されたら後悔するので頷くと、理央は柔らかな笑みを浮かべて頷いた。
「じ、じゃあ悪いけど頼むよ……。 た、タオルは前以て机に出してるからそれで……」
理央が言った通り、机にはタオルが積まれていた。
一番上の肌触りの良い高級感溢れるタオルを取ると、理央の元に寄って――。
「タオル、上のを取ったけどこれでいいか?」
「お、おぅ……」
小さく呟くようにそう言うと、服をゆっくりたくしあげ、理央の白い背中が露になる。
相当な汗が出たのか、かなり濡れていて今の状態だとかなり本人としては気持ちが悪いという事だけはわかった。
……しかし、
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