第501統合戦闘航空団
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急時以外は自室で待機していろ」って言われたんだから」
そうそう。いまはなにもしなくていいと思うよ、なぜか知らないけどいろんなところ護衛任務で来ているようだしね。それとも私たちは信用できなかったのかな?
「何かしないと暇だよ〜」
知香の言う通り暇だけど、体調管理も大切な任務の一環だからね。
「理恵。私寝てくる」
「うん。行ってらっしゃい」
圭はよく分かっているみたいだね。ならいいのだけど。
「とにかく、坂本少佐が呼ぶまでは待機だよ」
〜一ヶ月後〜
「もうすぐブリタニア?」
「そうみたいだね」
一ヶ月も船に乗っていたのに、一回も応援要請がこないなんて。
『???こちらブリタイア連邦領ワイト島方面防衛隊角丸中尉。大型ネウロイ出現につき、援護をお願いしたいのです』
え〜と、ブリタイア連邦領ワイト島方面防衛隊?なにそれ?聞いたこともないのだけど。でもネウロイが現れたなら助けにいかないと。
「こちら扶桑皇国海軍遣欧艦隊第24航空戦隊105航空隊の根岸大尉です。救護要請了解しました」
赤城にいる私に電波が届いたのなら、近くにいるはず。それで援護を無視した場合の被害を考えると、出撃した方がいい。
『ブリタニア連邦領ワイト島防衛隊角丸中尉です。扶桑皇国海軍遣欧艦隊第24航空戦隊105航空隊根岸大尉、先程の大型ネウロイの件は片付きました。』
「了解です。おつかれさまでした」
へぇ〜、以外にやるじゃん。勝つなんて思ってもいなかったよ。
『こちら扶桑皇国海軍遣欧艦隊第24航空戦隊105航空隊桐島大佐です。第501統合航空戦闘団の坂本少佐と話をしたい。応答されたし』
あれ?恵里香さん、なにしてんの?
『我が扶桑皇国海軍遣欧艦隊第24航空戦隊105航空隊は第31統合航空飛行隊の援護を行うため、到着が遅れる。承知されたし』
なるほど。つまり恵里香さんが来るまでは自由ってことなのかな?それは嬉しいのだけどね。
『あと、すでに出向している四名については自由に使ってくれ!』
「なに言ってんですか!!!」
『理恵。聞こえているわよ』
しまった。まさか、無線を開いた状態であんなことを叫んでしまうなんて。
『こちら坂本美緒だ。到着が遅れる件は了解した』
よかった。知らない隊でこき使われるなんて私の性に合わないもん。てか、誰かに使えるのも嫌なんだけどね。
『まあ、四人は適当に使っておくさ』
適当って。変な任務が来ないことを祈ることしか今の私には出来そうにないね。
『理恵。聞いたわね』
「はい」
『坂本少佐の指示を聞くように!』
抜け出して、ワイト島方面防衛隊に向かおうかな?
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