第501統合戦闘航空団
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
れればよかったのに。
私は移動しながら考え事をしていました。なぜ宮藤さんは宮藤博士のいた技術班ではなく航空隊に来たのだろう?そんなことが頭の中を埋めていた。
「根岸大尉〜?聞こえてますか〜?」
ヤバい。考え事に集中しすぎていたようだ。
「すいません。それで宮藤さん、なんのようですか?」
「ようってほどじゃないけど、坂本少佐の近くにいた人が何処かにいってしまったので話さなくてもいいかなと思いまして。」
なるほど。目的の人物がいなくなってしまったのですね。それなら
「宮藤さんは先に自室に行ってください。私は着任報告をしてきますから」
「了解です」
と言っても着任報告なんているのかな?私からしてみればまだいらないと思うのだけど、坂本少佐は怒るととても恐いと有名だからしっかりしないと。
「坂本美緒少佐。扶桑皇国海軍遣欧艦隊第24航空戦隊105航空隊第一分隊分隊長の根岸理恵大尉です」
「お〜。もう来たのか、早かったな。私は第501統合戦闘航空団の坂本美緒少佐だ」
「存じ上げております。申し上げにくいのですが、坂本少佐に一つお願いがあります」
「なんだ」
「赤城乗船中に緊急事態が起きた場合の指揮をお願いしたいのです。」
そう。私たちは赤城の護衛も任務なのだが、私には赤城よりの離着陸の許可を出すことはできない。だからこの船の人間にお願いしなければならないのだ。
「了解した。ところでそちらの戦力はどれくらいだ?」
「戦力は私とあと二人ほどいます。それと護衛対象ですが戦える人間が一名ほどいます。」
つまり三人+1と言うことです。
「了解した。では緊急時以外は自由にしていていいぞ」
「ありがとうございます。それでは失礼します」
自由にしていいと言うことは、出港までも自由。つまり知香達が海に行く。私も一緒に行くことになる。まあいいか。たまには羽を伸ばすのも悪くはないはずだよ。
〜出港の日まで〜
「あ〜あ。結局、海には入れなかったじゃん」
そう。昨日も一昨日も波が高かったため海にはいることは出来なかった。と言うか、私が海に入ろうとするのを止めたのですけどね。
「知香。我慢」
圭までもが知香を攻めてるよ。この二人が同期って言うのは本当なのかな?私から見ると、圭の方が少し大人に見えるよ。どこかと言うと、行動とか、発言とかかな。
「そんなことより、みなさんはこんなところにいていいのですか?」
「こんなところにいていいのですか?」って言われても、なにもすることがないしね。目的があれば動くけど、今のところはやらなければならないことはないようだからべつにいいと思うけど。
「いいんじゃな〜い。私たちは「緊
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ