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転生とらぶる
コードギアスR2
0625話
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だ。それぞれの攻撃が丁度メギロート部隊とガン・ルゥ部隊の中間地点でぶつかり合う。そして……押し勝ったのは、当然というべきかサークル・レーザーだった。それでも中華連邦側にとって運が良かったのは、ある程度はキャノン砲で威力を相殺しあった事だろう。俺が予想していたよりも、かなり少ない被害でメギロートの攻撃を切り抜けていた。

「シャドウ隊、出撃しろ」
『了解』

 次に下された指示に、シャドウに乗っていた量産型Wから返事が重なって届く。
 そのままテスラ・ドライブによって空を飛び、10機が編隊を組んでガン・ルゥへと向かって行き……地獄が始まった。
 10機のシャドウが、全機共タイミングを合わせたように――量産型Wだから実際に合わせたんだろうが――右肩に装備されているビームガトリング砲をガン・ルゥの群れへと向かって撃ち放ったのだ。
 スレイがテストパイロットとして性能試験をやった時には、シャドウ1機でガン・ルゥ100機近くを相手にしてほぼ完勝と言ってもいいような結末だった。そして今俺の目の前で繰り広げられているのはその時の光景の焼き直し……いや、シャドウの数が多い分、更に凄惨な光景だ。
 両手に装備されたキャノン砲とマシンガンをシャドウへと放ち続けるガン・ルゥ。だがその殆どは回避され、あるいは命中弾もG・テリトリーによって無力化される。
 そこに返されるのは、横殴りに叩きつけられるビームの雨。スレイが使った時とは違い、ある程度射角の自由度がある為にビームを放ちつつ砲門自体が左右に動き、更にガン・ルゥの被害を増していく。
 また、ビームガトリング砲は肩に装備されている武器である以上、両手が開いている。その為、開いている両手に持たされたM950マシンガンやリニアレールガン、ビームライフルといったものや、ウェポンラックに装備されているスプリットミサイルが撃ち出され、中華連邦軍の損害は加速度的に増していく。
 ほんの数分。それだけで半数以上のガン・ルゥが破壊され、地面に骸を晒していた。それを見て逃げようと反転する機体も出て来た時……仕上げとばかりに、左肩に装備されたグラビティ・キャノンが放たれる。
 重力波砲によりひしゃげ、圧縮し、あるいは爆発していくガン・ルゥの様子は、まさに一方的な蹂躙と呼んでも良かった。その圧倒的な攻撃力の前に、ガン・ルゥ達の動きが鈍る。同時に、その隙を突くようにメギロートの群れが突っ込んで行く。体当たりで破壊し、口で噛み千切り、蹂躙が始まった。そして……メギロートの群れに対して手も足も出ないガン・ルゥへと更に絶望が襲い掛かる。シャドウ10機が近接戦闘へと参加したのだ。両腕に装備されているプラズマ・バックラーで大きさの違いを活かして頭部を殴り、殆ど何の抵抗すらも感じさせずにガン・ルゥの装甲を破壊する。同時に、両膝に付いているプ
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