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転生とらぶる
コードギアスR2
0625話
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いる大宦官と手を組む必要がある? ……いや、見える地雷は地雷とは言わないのか。権力欲に取り付かれた無能、と言い換えるべきか?」

 敢えて意図的に放たれた挑発だったが、大宦官の派閥にいるだろう相手が黙って聞いている筈も無く……

『ふざけるなぁっ! この世界の中心である中華連邦。その中華連邦を動かしている大宦官の方々に向かって何たる暴言! 何たる非礼! これ以上は許しておけん! 全機突撃せよ! あの虫型の機体と黒い人型、それとアクセル・アルマーが乗っている小型機は鹵獲しろ! ガン・ルゥに関しては全てパイロット諸共に破壊して構わん!』

 ……まさかこうも簡単に挑発に乗るとはな。いや、むしろこの程度の能力しかないからこそ大宦官にしても使いやすいのか。物量で相手を圧倒するような戦い方をメインにしている以上、際だった能力は必要無いだろうしな。
 顎の肉と頬の肉をプルプルと震わせてその命令が降ったのを見て、俺もまた部隊へと命令を下す。

「聞いたな? 戦闘開始だ。ガン・ルゥ部隊、全機攻撃開始」
『了解!』

 その言葉と共に、隊列を組んでいたガン・ルゥが装備していたミサイルポッドからミサイルを一斉に発射する。その数1機につき24発。それが50機いるので1200発のミサイルが放たれた訳だ。まさにミサイルの雨としか表現出来ないようなその攻撃に、間合いを詰めようとしていた中華連邦側のガン・ルゥが次々と撃破されていく。あるいは、撃破されて地面に倒れた機体に躓き、そのまま巻き込まれるようにして地面へと激突する。
 何しろガン・ルゥは2本の足では立つ事が出来ず、尻尾に近い3本目の足を使ってバランスを取っているような機体だ。それだけにバランス感覚は酷く悪い。
 こちらのガン・ルゥに関しても3本足なのは変わらないが、技術部の作り出したプログラムによりバランス感覚はかなり改善されている。というか、そうでもなきゃミサイルポッドなんて武器を装備させたら、まともに動く事が出来ずに転んでいただろう。
 本当は3本目の足を撤去したりといった事も考えてはいたのだが、どうせガン・ルゥは今ある分を使い潰してしまえばこれ以上生産の予定はないのだ。ガン・ルゥ以降はヴィンセント・ウォードとガレスが陽光の主力KMFになるのだから。
 なので、手間を考えた結果プログラムでバランス感覚を補正するだけというお手軽な修正になっていた。そのプログラムにしても、KMFのOSを確認するという意味で作られたものなので、技術班にしてみればついでといったところだろう。

「次、メギロート部隊出撃しろ」

 下された命令に従い、100機のメギロートが空へと飛び立つ。それを近づけさせまいとガン・ルゥ側から両手に装備されたキャノン砲が放たれる。迎え撃つのはリング状に形成されたサークル・レーザー
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