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転生とらぶる
コードギアスR2
0625話
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隊の指揮官へと言葉を掛けていると、敵の中からダーロンダンが前へと出て来る。
 ……指揮官か?

『陽光を名乗る反乱軍に告げる。貴様等が占拠している土地は我等が中華連邦の領土だ。ただちに武装解除してこちらの指示に従え。素直にこちらの指示に従った場合は命の保証はしよう。だが、従わない場合はこちらの全戦力を持って攻撃を行う事になる。そちらの賢明な判断を期待する』

 オープンチャンネルによって聞こえてきた通信に、思わず笑みを浮かべる。
 まさか事ここに至って、それでもお互いの実力差を把握していないとは。
 一瞬返答に関してはガン・ルゥ部隊の隊長に任せようかとも思ったが、この部隊の指揮官は俺ということになっている以上、ここは俺が答えるべきだろう。

「全機、俺の合図があり次第いつでも攻撃可能なように準備をしておけ。もし戦闘が始まったら最初はガン・ルゥ部隊のミサイル一斉発射により先制攻撃を仕掛ける」
「了解しました」

 先程通信した、ガン・ルゥ部隊を率いている人物から承諾の返事を貰った俺は、そのままニーズヘッグで前に出る。既に機体はPS装甲の効果を発揮しており、この時点でガン・ルゥを始めとした中華連邦のKMF部隊が俺にダメージを当てるのは不可能だろう。
 さて、こちらの返答を聞いてどう出るか、だな。
 ツイン・ドライブの性能により、空中を浮かびながら前に出るニーズヘッグ。その機体を目にしたのだろう。ダーロンダンから再びオープンチャンネルによって通信が送られて来る。

『誰だ、お前は? そんな小型機では話にならん。この部隊を率いている者を出せ』

 小型機、ね。これでもガン・ルゥの3倍近い全長があるんだがな。まぁ、ダーロンダンに比べると圧倒的に小さいのは認めるが。どこぞの誰かの台詞をもじってこう言ってやろう。機体の大きさが絶対的な戦力差でない事を教えてやる、と。

「安心しろ。俺がこの部隊を率いている者だ」

 オープンチャンネルによって映し出されたのは、中華連邦風の衣装に身を包んだ40代程の中年の男だった。……しかし、こいつ軍人か? その割には随分とブクブク太っているが。……いや、大宦官の命を受けてきたんだ。その時点でどこの派閥なのかは分かりきっているか。

『貴様、アクセル・アルマー!?』
「正解だ。シャドウミラーの代表、アクセル・アルマーだ。建国宣言の中にあったように、俺達は陽光と同盟を結んでいる。その同盟国に対して侵略の魔の手が伸びている以上、同盟条約に基づいて戦力を派遣するのは当然の事だろう」
『ふざけるなっ! 誰も陽光等という国の存在は認めていない! 貴様等がもし同盟を結ぶとしたら、それは陽光等という反逆者共ではない。中華連邦とだろう!』
「ふんっ、むしろ俺が聞きたいな。何故わざわざ地雷であると分かって
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