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学園黙示録のシリアスブレイカー
背中に押し付けられる至福のもの
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振り下ろしても構わないだろうか)」

……色々とぶっ飛んでいた。














バイクで街中を走っているが、誰にも会わない。
音もバイクのエンジン音だけで、まるで世界に俺たちだけしか存在していないようにも感じられる。

……まあそんなことはないんだけどねwww
人間のゴキブリ並のしぶとさがあれば、絶滅することはないだろう。

ただ、血しぶきが飛び散っている街中は不気味である。
後ろの宮本もそう感じたようで、腹に回してくる腕に少し力を入れた。

あ、猫がいたわ。やだ超か〜わ〜い〜い〜www

「先生、あれ見て」
「え、なになに?」

街の惨状を見て大人しくなっていた宮本が、やけに元気のいい声を出す。
彼女は俺の背中に覆いかぶさり、前に腕を向けて注意を向けていた。
うほっwwwいいお胸wwwや ら な い かwww

「……先生、顔がきもい」

ぐっさり刺さりましたよ、ええ、私の心臓にwww
顔がきもい?仕方ねえだろうが!!遺伝だよ遺伝!!俺の両親に文句言えや!!

大体今の時代、顔が全てみたいな風潮なんなの?バカなの?死ぬの?
世の中金が全てに決まってんじゃねえか。それがなんだよ。イケメンみたらキャアキャア言いやがって……!!

そう盛大に僻んでいた俺だが、俺自身、美少女な宮本とブスな女だったら態度が変わることに気づいて大人しくなる。
仕方ないね、世の中顔だからね、仕方ないね。

「もうっ、先生!あれ見てってば!」

グニグニと背中で押しつぶされる二つのお山。
お前分かっててやってんじゃねwww?もうおじさん辛抱堪らんwww

しかしずっとこんな調子で宮本に槍で刺されたら困るので、彼女が差す指先を見る。
そこには俺たち変態紳士の天敵である、白い外装と赤ランプをつけた悪魔の使者が……。
つまるところ警察である。

「み、宮本……静かにしろ。そんでもってルート変更だ!」
「……あんた、何かマズイことしたの?私の親が警察って忘れてない?」

こ、こいつもあの犬どもの手先かっ!!
うぬぅっ!!許さんぞ!!

というか今の状況はマズイ。
いい年をした男が『無免許』で『盗んだ』バイクを『ヘルメットなし』で『二人乗り』をし、しかも俺が『教師』で宮本が『学生』。

……どれだけ罪状かけられるんや。
しかし俺の心配は杞憂になることになる。

「…………」

宮本は唖然とした様子でパトカーの内部を見る。
そこには期待していた警察官の姿は確かにあった。
だが警察官の二人は横から突っ込んできたであろうトラックに押しつぶされ、息を引き取っていた。

「oh……」

警察官さぁぁぁぁぁぁんっ!!
なんてこったい!!俺を守っ
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