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魔法少女リリカルなのは 〜黒衣の魔導剣士〜
空白期 第5話 「レヴィはアホな子?」
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 当初は俺にレーネさん、シュテルだけだったはずの初詣。それが今では3人も増えて計6人になっている。数だけで言えば2世帯か3世帯一緒に暮らしている家族と言えるだろう。
 しかし、大人1人に対して子供5人。はたから見た場合、俺達はいったいどのように見えるのだろう。叔母が5人も子供を産んだ、という風に見えるのだろうか。
 ……いや、さすがにそれはないよな。
 俺達の容姿は全くといっていいほど似ていない。叔母は保護者として付いて来ていると普通は思われるだろう。血に繋がりがあると思われるのは俺……ではなく、ディアーチェの方かもしれない。同じ髪色をしているのは叔母と彼女だけなのだから。

「ん……ショウ、こちらを見ているがどうかしたかね?」
「別に……」
「別に、ということはないだろう。素直に話したまえ」
「……分かった。あのさ、俺のやってることって普通はレーネさんの役割なんじゃないの?」

 俺はひとりの少女と手を繋いでいる。それはもちろん一番下であるユーリ――ではなくレヴィだ。
 なぜレヴィと手を繋いでいるかというと、彼女の性格を考えると土地勘がないのにも関わらずどこかに行ってしまう恐れがあるからだ。多くの人間が初詣に向かっている今日迷子になられでもしたならば、探すのに多大な労力を強いることだろう。
 シュテルから聞いた話では、知り合ったばかりの少女達も魔法に関わっているらしい。念話も使えると聞いている。しかし、どちらにしろ土地勘のない彼女達が迷子になれば場所を特定するのは難しいだろう。
 ――いや、シュテルやディアーチェなら道を覚えていそうだから問題ない気も……そもそも迷子になるタイプじゃないか。ユーリは俺達よりも幼いだけに心配になるが、レーネさんと手を繋いでいるので問題はない。
 冷静に考えてみると、心配になるのはレヴィだけのようだ。それだけに、なぜ俺が彼女と手を繋いでいるのか分からない。叔母の手はまだひとつ空いているのだから、普通は叔母がレヴィと手を繋ぐべきなのではないだろうか。

「一般的にはそうだね。だが私には無理だ」
「地球人の服装は何だか変わってるね! あれって何て服?」
「何で? あぁ、あれは着物って言って今日みたいに特別な日とかに着たりするものだよ」
「簡単なことだよ。私も君達の年代からすればおばさんだ。それに仕事も身体を動かすものじゃない」
「そうなんだ。でも動きづらそうだよね。何で着るのかな?」
「基本的に着るのは女性だから俺にはちょっと……歴史を調べれば分かると思うけど」
「まあどうでもいいからいいや」
「……そう」
「続きになるが、君のようにレヴィの相手をできるほどの体力がないのだよ」

 数日徹夜できる人間なのだから体力や精神力は一般の人間よりもあると思うのは俺だけだろうか。それにただ単
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