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魔法科高校の有能な劣等生
気に入らない
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俺と模擬戦なんだ?
話が有るとは聞いたが模擬戦をしろとは聞いてないぞ。
話だけなら聞いてやる。」

「言ってなかったか。
それはすまん、なら今言った。
それで良いか?」

「それで良いよって言う奴は相当のお人好しか相当の馬鹿だよ。」

ハー、ため息を付き
肩に掛けているCADを手に持ち構える。

「でも、今は身体を動かしたい気分だ。
いいぜ、付き合ってやる。」

その言葉を聞いた司波はそれを待っていた。
そう言いたげな顔を出しつつもCADにカートリッジを装填
戦闘準備中

「ありがとう。
まさか此処まで来てもらって模擬戦をしてくれるとは思っていなかったよ。」

「どのみちお前は無理矢理にでも俺と模擬戦をしようとしていた、
としか思えないのだが?」

良く考えて見ればこんな山中、此処まで呼び寄せれば誰の目にも写らない。
大声を出そうが、魔法を使おうが誰の迷惑にもならない。
要するに模擬戦を要求して、断られても問答無用で
無月に驚異を与え無理矢理に戦闘を仕掛けてくる。

「察しが良いな
確かに君がこの模擬戦を断っても俺は無理矢理に君と模擬戦を行っていたけどね。」

CADの調整が終了したのか立ち上がり2本の拳銃型CADを両手に構え戦闘準備完了の合図
無月もCADを再調整、問題が無いか確かめる。

「一つ良いか?」

「なんだい?
改まって、」

「ああ、何であの時、
俺に君は何者だ?と
そんな意味不明な質問を俺に言ったんだ。」

疑問、いやこれは必然的の様にあの時、司波は現れ行き成り意味不明な事を聞いてきた。
回答不能としか言いようがないので少しの間、無言だったのだが
司波は急に着いて来い
と言って後ろを向き歩き出す。
着いて来いと言う事は着いていけばいいのか?
無月もその行く道に歩き出す。
それがここ寺

「そうだな、俺に勝つ事が出来たら
教えてあげても良いよ。
まぁ俺に勝つ事は多分、君の実力でも不可能
0%だろうけどね」

「へぇ、言うじゃん。
なら俺が勝ったら俺の要求を呑んでもらおうか?」

無月は怒りと笑いが合体した顔で司波に言うが
それを司波は受け流すかの様に軽く、簡単に

「要求かい?
別に良いよ。俺も要求を出したんだし
それ位の願いなら別に構わない。」

イライラする。
司波の言う事、全てが無月の頭に釘を突き刺す様に突き刺さりイライラを倍増させる。

「なら始めようか?
司波君?」

「ああ、始めよう無月君?」

お互いに君付、
自分でもお互いに似合わないとは思っているが
コイツが気に入らない。
その憎悪が何故か表面に現れる。

そして寺の鐘が鳴り響く。
その甲高い音は二人の模擬戦
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