第180話 『光』の聖剣使い
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、こんな事になるとはな・・・」
ト「思ってもみませんでしたね・・・」
エル「何か、立ち直り難いぜ・・・」
フレイ、トーヤ、エルフマンが重い言葉を吐き出す。
ル「グレイ達は大丈夫なの?コネティ・・・じゃなくて、ライネドっていう奴に・・・」
ルーシィが顔を上げて問う。グレイ、エルザ、ユモ、ショールの体にも包帯や湿布、絆創膏などで手当てされていた。
グ「こんくれぇ大した事ねぇよ。」
エ「すぐに回復するだろうから、心配は要らない。」
ル「そう。よかった。」
グレイとエルザの言葉を聞き、ルーシィは微笑んだ。だが、その微笑が引き攣っていたのをグレイとエルザは見逃さなかった。
ショールは医務室の隅に立て掛けられているリョウの3本の聖剣、『銀覇剣』、『天力剣』、『嵐真剣』に視線を移す。
ショ「(聖剣は、戦う為の“最強の魔法道具”にもなり、人を殺す為の“最強の兵器”にもなるのか・・・)」
ショールの脳裏にレガフに『花錦剣』で腹部を刺されたリョウの姿が浮かび上がった。拳を一度固く握り締め、ショールはベッドに静かに寝かされているリョウに視線を移す。
ショ「(リョウ・・・お前は、こんな危険な物を持ってて、良いのかよ・・・?)」
ふとそんな疑問がショールの頭の中を横切った。すると、コンコンと医務室のドアをノックする音が辺りに響き渡った。
ユ「どうぞ。」
ユモが応答し、ドアが開く。ドアの前に立っていたのは幸福の花のギルドマスター、アカネだった。アカネの右手には3本の剣が握られている。
ナ「お前は・・・」
ア「お久しぶりです、皆さん。」
アカネは相変わらずの敬語で喋り、丁寧な振舞い方でその場にいる者全員に向かって深く頭を下げる。
ア「リョウ様は、ご無事・・・ですか?」
マ「手当てして、今はあそこで寝てるよ。」
マヤがリョウが寝ているベッドを指差す。リョウの様子を見たアカネはほっとしたように息をついた。そして、その場にいる全員にさっきよりも深く頭を下げると、
ア「申し訳御座いませんでした。」
ウェ「え?」
シャ「ど、どうしたのよ?」
いきなりの事にウェンディとシャルルは素っ頓狂な声を上げた。アカネは頭を上げずに話を続ける。
ア「リョウ様に、「ユリの仇をとってほしい」と頼んだのは私・・・いえ、幸福の花なのです。最初は、リョウ様がユリの仇をとってくれる事を引き受けてくれた時はハマナスとツツジがいない頃の私達幸福の花一同はとても喜びました。ですが私は、リョウ様が自分を犠牲にしてまでユリの仇をとろうとするんではないかと不
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