第180話 『光』の聖剣使い
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ファーストブレッド》は失格になった為、順意表に書かれていません。そりゃそうですよね。闇ギルドでありながら大魔闘演舞に出場し、そのうえメンバー全員参加。しかも!私達の家族を1人殺そうとしたんですから・・・!高速の弾丸の魔道士達は評議院に連行されていきました。4日目からは11のギルドで対戦です。でも、バトルパートはどうなるんでしょうか?そこは駄作者紺碧の海にお任せしましょう!」
そこまで言うとメイビスは移動式黒板をゴロゴロと戻すと再び出て来た。
メ「さてさて、大魔闘演舞、今後はどのような白熱の戦いが見られるんでしょうか?妖精の尻尾の魔道士達の活躍も楽しみにしてて下さいね。頑張れ、妖精の尻尾!」
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大魔闘演舞3日目の夜、ドムス・フラウにある妖精の尻尾専用医務室には、妖精の尻尾A・Bのメンバーが勢揃いしていた。
全員の視線の先にはベッドに静かに寝かされたリョウ。顔は青白く、体は包帯だらけの状態。腹部に巻かれた包帯には赤い血が滲んでいる。
ナ「おいばーちゃん!リョウは大丈夫なんだよなぁっ!?死んだりなんかしねぇよなぁっ!?」
マ「ちょっとナツ!」
ハ「そんな事言ったら・・・!」
妖精の尻尾顧問薬剤師のポーリュシカに食って掛かるナツをマヤとハッピーが抑える。マヤの視線の先には椅子に座ってずっと俯いたままのルーシィの姿。ルーシィの瞳には涙が薄く滲んでいた。
ポーリュシカは一度リョウに視線を移し、また視線をナツ達に戻すと、
ポ「ウェンディの治癒魔法のお陰で、命に別状はないよ。」
ウェ「私のお陰じゃありません。シェリアの手当てが的確だったからですよ。」
リョウの傷の手当てには蛇姫の鱗の魔道士、シェリアや王国軍の救護隊が手伝ってくれた。
ポ「だが、見ての通り傷は完全に塞がってはいないよ。相当深く刺されたんだろうね。」
世界に7本しかないと言われる聖剣。その内の1本である『花錦剣』に刺されたリョウの腹部はシェリアの自己回復でも完全に塞がらなかったのだ。
ポ「だけど、5番目の聖剣で刺されたのが不幸中の幸いだよ。もし聖剣の中で2番目に強い『竜風剣』に刺されていたら・・・その子はもう、この世に存在していなかったかも、しれないからね。」
ポーリュシカの言葉に返す者はいなかった。
フ「まさか
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