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流星のロックマン STARDUST BEGINS
憎悪との対峙
24 流星の訪れ
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じて得られた交通、天候、混雑の状況を機械が判断し、それらのデータを元にインターネットを通じて自動運行される交通機関でないと不安を覚えてしまうのだった。

『オイオイ!すげぇな!!コダマタウンじゃ見ねぇような建物がいっぱい建ってるぜ!!』

ウォーロックもトランサーのカメラ越しに景色を見ては興奮しているようだった。
確かにコダマタウンの属している都市ではロッポンドーヒルズなどの一部の区域を除き、殆どベッドタウンか自然と技術が共存する田舎でもなければ都会とも言いがたい場所だった。
ここまでビルが乱立し、人が溢れている光景はウォーロックもスバルも初めて見たに近い。
まだ昼食を食べていなかったので駅前の軽食店に入る。

「うわぁ、スゴイ!!アレ、I.P.Cのニホン支社だよ!!」
『何だよ、そりゃ?』
「今、ウォーロックが入ってるトランサーやPETとかスマートフォンとかパソコンとかテレビとかの半導体全般、他にも通信事業とか....母さんが愛用してるダイエット器具まで扱ってるニホン屈指の大企業だよ」
『ハァ...まぁ、よく出来てる端末だし、スゲェとは思うけどよ、そこまで興奮することか?』

ウォーロックは呆れていたが、確かに他のビルを見てもあらゆる場所で見るメーカーのロゴの入っているものが多い。
スバルのような子供からすれば、テレビでよく見るスポーツ選手と出会ったような気分なのだろう。
そんな時、スバルの座った席に水の入ったコップが置かれた。

「いらっしゃいませ、ご注文は?」

注文を取りに来たのはツインテールで陽に当たると若干紫色のような輝きを放つ髪に波のようなロゴマークのヘアピンをつけた自分と同年代とも思えるウェイトレスだった。

「はい...じゃあカルボナーラと...バナナパフェを」
「デザートはいつお持ちしますか?」
「じゃあ一緒に」
「かしこまりました」

ウェイトレスは注文を取ると厨房の方へ向かった。
しかしスバルは注文を終えた後もウェイトレスの方を見ていた。

『どうした?』
「いや...あの人、『城戸』さんっていうネームプレートの注文を取りに来た人。僕と同じくらいの年齢に見えるんだけど...年上だとしても1歳かそこらだと思う。僕が今、中学1年だからまだあの人も中学生くらいじゃ...」
『悪いのか?』
「ニホンじゃ中学生はバイトできないんだよ」
『へ〜正直、オレ自身、地球のルールなんてよく分かんねぇけど』
「FM星にもバイトとかってあるの?そういえばウォーロックの母星の話ってあんまり聞いたことなかった」
『まぁな。でもまた今度話してやるよ。今は色々ごたついてるだろ?全部、片付いてからゆっくりと』
「...そうだね。そういえば何か感じる?」

スバルとウォーロックは初心に戻った。
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