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流星のロックマン STARDUST BEGINS
憎悪との対峙
24 流星の訪れ
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ういうことにしておけば、誰も困らない」

シドウはその言葉で全てを悟った。
この作戦の意図、それがValkyrieの殲滅のために人質は見殺しだということ。
そのために人質は立てこもりが発覚する前に既に殺されていたため、救出できなかったという都合のいいように事実を捻じ曲げるつもりだと。

「ふざけてるのか!?子供たちの命は見殺しか!?」
「全く心苦しいがね、今、インターネットダウンという状態で我々がすべきことは山積している。それに警察機構の信頼もガタ落ちになる可能性まである。それを考慮すればこれくらいは当然だよ、暁シドウくん」

「ふざけるな!!」

シドウはニヤニヤしながら返した木場に苛立ちを隠せなかった。
しかしシドウの怒りを見ても逆に楽しそうに答えた。

「君1人がこの作戦に従わなくても何も変わらない。1人頭数が減ろうと作戦に支障はない。でも君は命令違反でWAXAから追放だ」
「.....チッ」

木場は悔しそうな顔をしたシドウに満足したのかパトカーの中に入った。
だがその際にシドウは不思議な光景を目にした。
木場がSWATの代表と一瞬だけアイコンタクトしていた。
そしてSWATの代表は木場の資料を見て、安心しきったかのような顔をしている。

「?....」

シドウは自分たちのパトカーが停まっている場所まで戻り、再び作戦を見直す。
一見、人質を見殺しにしてValkyrieを制圧する作戦に見える。
だがよくよく見直すと制圧区域内に地下が入っていなかった。

「....アイツは警察の味方か...地下に何かある...そういうことか」

シドウは木場が警察庁から転属になったことを思い出した。
だとすれば向こう側から圧力だと瞬時に理解できる。
そして先程から待機命令ばかりを取っていたのは、この学校にWAXAのような海外に本部を置く組織に知られたくない秘密があるからで、それはこの学校の地下にあるということだ。

「なんとかしなくちゃな....」


























「ふうぅ...ようやくついた...ここがデンサンシティか」

星河スバルは初めてデンサンシティへと降り立った。
普通ならリニアバスで来たいところだったが、生憎運行は止まっている。
コダマタウンからデンサンシティまでは距離的には東京から宇都宮までの距離とほぼ同じだ。
歩くのは無理、出来る事なら電波変換はせずに移動したいなどいくつかの条件を考慮した結果、本数を減らして運行中の電車を使った。
しかし乗り換えを含めた約1時間程の移動で新天地に心を躍らせることも無ければ、窓の外の景色を楽しむ余裕すら無かった。
この時代の子供たちはインターネットを通
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