禁断の果実編
第63話 ロシュオとの邂逅 A
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た気がするのに、この妹は容易くそれを思い出させてくれる。
「ヘキサ、これっ。とちゅうでとったのイッパイあるよ」
「ありがと、咲」
碧沙は咲からロックシードを一つ受け取り、覚束ない手つきでバックルにセットした。
「こうで、いいのかしら」
「そうそう。よかったぁ。これでヘキサもお兄さんもおなかだいじょーぶだね」
貴虎はそれらを見届けてから、ロシュオを改めてふり返った。
「こうすることで、実を食べることなく、養分だけを体に取り込める」
『なるほど。よく出来ている』
ひげを撫ぜるような仕草をしてから、ロシュオはこちらに背を向けた。
ここで去られては堪らない。貴虎はすぐさま、碧沙と咲を連れてロシュオを追った。
着いたのは、石で隔離された小ぢんまりとした一画。
そこに石の玉座があり、ロシュオはそれに座った。
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