第6章:女の決意・男の勘違い
第41話:敵対する心が敵を作る
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デスピサロさんなんだけど、解放した事だけを強調して原因を言わないリュカさん。
きっとデスピサロさんも、その事が気がかりで何かを言おうとしたんだろうなぁ……
リュカさんが遮ったけどね。しかもお礼をよこせって言ってるけどね。
「まぁケチなお前等は、お礼なんてする気ないだろうけど、皆さんを助け出した英雄達……すなわち僕等に、今後の事を話し合う為の会議室みたいな部屋を貸してもらうよ。これでお礼の件はチャラで良いからね! さぁブライ……会議室に案内しろ」
そこまで一方的に話しきると、これまた一方的に全員を引き連れサントハイム城の会議室に移動するリュカさん。
お父さんの無事を喜んでいたアリーナさんまでも、強引に連行しちゃいました。
「おいリュカ……さっきのはどういう事だ!? この城の人間を異空間へ閉じ込めたのは俺だぞ! それを言わず、恩着せがましい事だけを言って「良いんだよ!」
嘘吐く事が嫌いなのか、デスピサロさんは本当の事を言わなかったリュカさんに詰め寄ります。でも顔を右手で押さえ込まれ、文句の言葉も遮られました。
「お前がサントハイムの人々を解放した事は事実なんだし、無駄に敵を作る事も無いだろう。今後サントハイムは元より、人間と敵対する気は無いのだろ?」
「……まぁ……ロザリーが……」
ロザリーさんが『人間とは仲良くしましょ』って言ってるから、デスピサロさんも人間と敵対しない気になったみたいですね。
「じゃぁ良いじゃん、もうそれで!」
「いいや、良くない事もある! 何でお前が俺の子孫なんだ! 顔が似てるってだけで、勝手に俺を先祖にするんじゃない!」
確かに迷惑ですよねぇ。リュカさんの祖先になるなんて、人生悲観しちゃいますよね。
「でも……それは事実だし……」
プンプン怒ってるデスピサロさんを更に怒らせそうな発言をするリュカさん。
でもなんだか……
ホイミンSIDE END
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