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伝説の子猫の伝説
『リアス・グレモリーの受難』
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める眷属一同がが慌てているようだが……

「部長!下がってください!いくぞ!赤龍帝の篭手!『Boost!』」
「あ、あなた!私を誰だと―――」

 赤龍帝までが出張ってくるか……
 なんかめんどくさくなってきたな。ちょっと力を込めて覇王色の覇気を……

 ドン!!

 パタリと倒れるリアス眷属たち。片付けは知らない。明日にでも説明する機会はあるだろう。そして、そのまま出て行く予定だったのだが……

「そんな、バレバレな演技をしなくても起きたらどうですか?そこの桃髪君。私の覇気に耐えうるとは普通の悪魔ではありませんね。……なるほど、あなたも私と同じようなイレギュラー枠ですか」
「あれれぇ〜?バレちゃった?バレちゃった?結構うまくタイミングを合わせて気絶したはずなんだけど……」
「気絶した、ではなく気絶したふりの間違いでしょうに。ふむ、私に遠く及びはしませんがなかなかの覇気。それに私の攻撃を受け流したその体術、なかなかに興味がありますが……今はまあ、賞賛に値すると言っておきましょうか」
「どうも賞賛にあずかりまして感謝しますよ、っていうか何故原作子猫ちゃんがこんなふうになっちゃったのかねえ……しかもボンッキュッボンとはこりゃ、なかなかの迫力で。まあ、俺はもともと楽しめればいいと思って眷属になったが……しかも……いや、やめておこう。この話はおいおいしようか」
「ええ、積もる話もあるでしょうから明日、あなたたちの拠点にお邪魔させて貰います。すこしお話でもさせていただきましょう」
「お、おう。ほいじゃ、俺はちょっと部長たちの面倒見るからお先に失礼しますよ〜」

「ふむ、消えましたか……あのスピードにあの動き、それに先ほどの体術。ノーモーションであのスピードとは……独自の移動法かはたまた特典なのか……曹操相手に数分もつかくらいでしょうかね。なんにせよ、彼が私と同じ転生者であることはわかりましたが……どうしましょう、久方ぶりになかなか鍛えがいの有りそうな人材を見つけましたが……あれほどの実力を持っていながらルーク程度の駒に収まっているとは……スピードだけであのナイトとは互角かそれ以上。腕力こそが本懐というのに……」
「まあ、彼が誰に従うのも全て個人の自由でしょう。さて、道場に戻ってワインタイムです。さすがにもう誰にも邪魔はさせません」

―――

 翌日、オカルト研究部には自分のワインコレクションがほとんど飲まれて半泣きになりつつ、悲しみに打ちひしがれているリアス・グレモリーと機嫌がすこぶるいいちょっとほろ酔い気分の子猫がいた。眷属たちはなんとも言えない目で2人を見ていたが……

 −−

 教師としての仕事が終わるとオカルト研究部に現れた子猫。そしてワインを飲んでいるリアスを見てしまう子猫。それは偶然なのか、はた
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