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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
23 甘坊〜Take good care of your self.
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「はぁ、はぁ、はぁ…」
俺はベットの上で顔が赤く火照り、肩で息をしていてるパチュリーの口を開けて白い液体を口に流し込んだ。
「…!!ゲホッゲホッ!……苦い…」
パチュリーは苦しくて苦かったのか、咳をして直ぐに吐き出してしまった。ツーっと口元から白い液体が零れる。
「駄目だよ全部飲まないと」
俺は再度、白い液体を流し込む。
今度は苦々しい顔をしながらも、こくり、と飲み込んだ。
「よく頑張ったね」
俺は誉めながらパチュリーの頭を撫でた。
「むぅ、子供扱いしないで…」
口ではそう言いつつも、若干口元が緩んでるので満更でもなさそうだ。
するとドアが勢いよく開き、お使いから戻ってきた小悪魔が震えながらこちらを指差して叫んだ。
「な、な、ナニやっているんですかーーーー!!!」
「うぅ、すいません…まさかパチュリー様が寝込んでいらしたとは…」
ドアから漏れてきた声にの内容を勘違いしていたようで、お使いに行っていて事情を知らなかった小悪魔が勘違いをしたのも無理はない。パチュリーに飲ませてたものはエリー特性の風邪薬。…変な効果はないよ?エリーは店を立ち上げてからかなり評判がいい。
「だ、だって御二人の仲ですし?そろそろその…お、おかしくないなと……」
「その場合は聞かなかったことにしておくべきよ」
俺と小悪魔は椅子に座り、パチュリーはベットで寝ながら話す。
「そ、そうですね…以後気を付けます………以後?」
「パ、パチュリー。具合はどう?」
小悪魔が余計なことに気づく前に強引に話題をかえた。…その…何と言うかこっちもその話は…いや、別にパチュリーが嫌という訳じゃなくて…あーもう!この話はお仕舞い!
「ん、まだ飲んだばかりだから変わらない」
「そ、そうだよねー」
「それでパチュリー様は何で寝込んでいるんですか?」
ああ、そうか。まだ言ってなかったよね。……只、普通に教えるのは面白くないな。ここで俺の悪戯心が疼いた。
俺は顔を下にうつむき、声を重くさせ、如何にも大事のように話した。
「実はね…パチュリーは急性上気道炎を患ってしまったんだ……!」
「ええ!」
小悪魔は俺の演技と急性上気道炎の『急性』と『炎』の部分にすっかり騙されたみたいだな。クックックッ!勢いに流されて急性上気道炎の意味に気付いていないな?
「パチュリーは喘息持ちなのにその上急性上気道炎まで……!パチュリーはもう!」
「そ、そんなぁ!」
「ああ、神よ!何故ですか!?パチュリーはこんなにも苦しんでいるというのに……!!」
「うあぁ〜〜ん!!パチュリー様〜〜!!」
「そのぐらいにしておきなさい…」
見事に
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