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妖精の義兄妹の絆
六魔将軍現る!
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」)
ウェンディは強く願った。





その頃、タクヤは…、
「…どこだ、ここ?」
タクヤは道に迷っていた。
「早くウェンディたちを追いかけなきゃいけねぇのに。こんなときエマがいてくれたらなー。」
タクヤはそう愚痴りながら森のなかを走っていた。





「つぁっ。」

ビュッ、ブォッ

エルザも、コブラに応戦するものの攻撃はまったく当たらない。
そこにレーサーも加わりさらに激しくなっていく。エルザは飛翔の鎧に換装してスピードアップした。
「ほう、これがエルザ・スカーレットか。」
ブレインは不気味な笑みを浮かべながらそう言った。
「見えたデスネ。ネ!!!」

ズバァ

ホットアイはエルザをとらえ、自由を奪う。
「はァ!!!」
さらにレーサーの攻撃と、エルザが徐々に苦戦してきた。
「聴こえるんだよ、その動き。」
「!!!」

カプッ

エルザはコブラに巻きついていた大蛇に腕を噛まれた。
「はぁ。」
「そいつの毒はすぐには死なねぇ…、苦しみながら息絶えるがいい…。」
「あ、あ…。」
エルザは剣を持っていた手から力が抜け、剣を落とした。それとほぼ同時にナツも倒れた。
エルザも毒にやられ倒れてしまった。
連合軍はウェンディとハッピーたち猫以外みんなやられてしまった。
それだけ六魔将軍の力が強大だということだ。
「うぅ…。」
「強ェ…。」
「はぁはぁ。」
「おのれ~。」
みんなダメージが大きいせいか立ち上がれない。
「ゴミどもめ、まとめて消え去るがよい。」
そう言ってブレインは持っていた杖の先端に魔力を集中させた。
「な、なんですの?この魔力…。」
「大気が震えている。」
ブレインの強大な魔力のせいで地響きが起きている。
「まずい…。」

ゴォォォォォォ

「常闇回旋曲“ダークロンド"。」
ブレインは強大に膨れ上がった禍々しい魔力を放とうとしたその時、
「!!!」
ブレインは突然魔法を止めた。
「ビクッ」
ウェンディはブレインと目があってしまい、怯えている。
「どうしたブレイン!!なぜ魔法を止める!!?」
コブラはブレインに尋ねる。
「……ウェンディ。」
ブレインは一言そう言った。
「え?え?」
ウェンディはなぜ自分を知っているのかという疑問が頭をよぎっている。







時は同じく森のなか、
「お、もしかしてあれが合流地点か!!」
タクヤはようやく合流地点である別荘についた。
しかし、中に入るとそこには一人の男が倒れているだけでそのほかには誰もいない。
「おい!!あんたどうしたんだ、何があった!!?」
タクヤは倒れている男、ジュラは意識を取り戻した。
「うぅ…、お主は…。」
「俺は化猫の宿の
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