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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第357話】
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はシャルを見ながら――。
「次はシャル、どうぞ」
「えっ、僕!?」
まさか次に自分に振られるとは思わなかったらしく、吃驚した表情を浮かべたシャル。
「あぁ。 まあでも言いにくいなら無理に言わなくても良いぞ?」
「う、ううん。 い、言いにくい訳じゃないんだけど……その……ね?」
テーブルの上で指を弄ぶシャル。
言いにくいのではなく、周りの状況で言いづらいのだろうか?
そう思っていたのだが、意を決したのかゆっくりとシャルは言葉を紡ぐ。
「え、えっと……料理部……だよ」
料理部という言葉に、成る程と思って小さく頷くと俺は――。
「料理部か、もしかして日本の料理などを覚えたかったのか?」
「そ、そうだよ? 日本って様々な料理があるじゃない? 日本独特の和風料理や郷土料理、日本の家庭各々の味とかいっぱいあって僕、すっごく感動したんだ♪」
笑顔でそう言うシャル――多分、本当の目的は肉じゃがだと思う。
何気なく俺は花嫁修行の一環云々という事を言ったからだ。
だがこれをこの場で口に出せば荒れるから絶対口に出さないが。
「そっかぁ……シャル、肉じゃが作れる様になったら食べさせてくれるか?」
若干キザっぽく、キリッと表情を整えて言ってみる。
「あ……。 も、勿論だよ……えへへ」
ポッと顔を赤らめる、シャル――だけじゃなく、セシリア、鈴音、ラウラ、美冬、未来に美春まで何故か見惚れるかの様に頬を染め、俺の顔をずっと見ている。
――ダメだ、遣りなれていない様なカッコつけた言動や表情は俺らしくない――てか、中学時代の友達が見たら腹を抱えて笑い転げそうだ。
そう思うと、慌てて咳払いをしながらセシリアを見、口を開く。
「こほん! 次はセシリアだ、部活は何処なんだ?」
「わたくしですか? わたくしは英国が生んだスポーツ、テニス部ですわよ?」
まだ少し頬に赤いものの、即座に返答を返したセシリア。
「テニス部? セシリアは向こうにいる時からテニスをたしなんでいたのか?」
「そうですわ。 他にも色々とやってはいましたが、部活動という事で今回はテニス部へと入部致しましたわ。 もしよろしければ、ヒルトさんもご一緒に如何ですか?」
「ん? テニスか……そういやテニスはやったことないな……見たことはあるが」
「それでしたら今度わたくしが教えますわよ? ヒルトさんなら直ぐにコツを掴むと思いますわ」
微笑みを浮かべて俺にそう言うセシリアに、俺の中でテニスをやってみるのも悪くないなと思い――。
「そっか、なら今度時間があれば頼むよ。 火の玉
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