コードギアスR2
0624話
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た情報だ。映像に何らかの手を加えている可能性があるかもしれないと判断したんだろう。そして、今回は前もって中華連邦が攻め込むと分かっている以上、より詳細な情報を入手出来ると判断したのだろう」
「なるほど、ブリタニアに関しては理解した。ならEUがこの戦いに手を出してくる可能性はどうだ?」
「私はEUについてはそれ程詳しくはないが、それでも可能性は低いだろうな」
星刻の問いに肩を竦めるコーネリア。
「現在のEUは衆愚政治でしかない。つまり何か行動を起こそうとしても、まずは議会に掛けて議論をして決める訳だ。しかもその議論にしても、議論をする為の議論だったり、民衆に対する説明をする必要もある。そう考えると、陽光の建国宣言をして10日もしないうちに戦力を纏めて侵攻……というのはまず無理だろう」
「まあ、確かにEUは陽光に接触してきているって話を聞いているしな」
コーネリアの言葉に続けて口を開いたのはムウだった。
口元に笑みを浮かべてはいるが、一応民主主義であった大西洋連邦の出身だけに、EUの衆愚政治に対して思うところがあるのだろう。
……まぁ、SEED世界の大西洋連邦で結局最後に力を握ったのがブルーコスモスであったのを考えると、どっちもどっちな気がする。
「とにかくだ。EUもブリタニアも考えなくていいと。なら、黒の騎士団はどうだ? 中華連邦の庇護下にあるといってもいい集団だが」
黒の騎士団。その言葉が出た時にコーネリアの顔が微かに歪むが、それに気が付いたのはコーネリアと深い付き合いをしている俺やレモン達だけだろう。
隣に座っているコーネリアの手を会議用のテーブルの下でそっと握りしめてから口を開く。
「黒の騎士団には、以前も言ったように釘を刺してきた。ただ、この釘に関しては効果があるのは今回だけだろう。もっとも、中華連邦としても自分達の面子がある以上、安易に黒の騎士団へ頼るような真似はしないだろう」
正直、今の中華連邦と黒の騎士団が戦えば勝つのは黒の騎士団だろう。原作で中華連邦が有利だったのは、星刻がいたからこそだ。だが、その星刻は今や陽光の実質的な指導者となっており、中華連邦最強のKMFである神虎も宝の持ち腐れに近い。
……なるべく早くあの機体を回収しておきたいところだな。もっとも、黒の騎士団はあの機体が中華連邦に譲渡されたとは知らないから、まだ余裕はあるが……ただ最大の問題はあの機体がどこにあるのかが分からないということだ。動いていればまだスライムの熱感知とかで探す事も出来るかもしれないが、そもそも使える者がいないKMFだけあってどこに隠されているのかが全くの不明なのは痛い。
「なるほど。黒の騎士団が出てこないというのなら、正真正銘今回は中華連邦と正面から戦う事になる訳だな。……アクセル、シ
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