第39話
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た事ある剣、見た事のない剣、全てが現れた
さらに、斧、槍、鞭、刀・・・
おそらく、この世界全ての武器が集まっているのだろう
あからさまな戦力の差・・・
廻りの群衆もこれには勝てないと悟ったのか散り散りになりつつある
でも
彼女はあきらめていなかった
「レイ!ぜーーーんぶ、へし折っちゃえ!!」
「「「「「「「!?」」」」」」」」
「・・・はははっ!!いいぜサチ!見てろよぉ!」
「「「「「「「「な、なんですとぉ!?」」」」」」」」
「やってみよ!・・・死、あるのみ!!デス・フィニッシュ!」
「頼むぞ黒印―――」
大きく息を吸い込み、迫りくる全ての武器に黒印を掲げた
「うっ・・・らぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!」
「おぉぉぉおおぉぉぉぉおお!!!」
「・・・まさか本当に全て折るとは・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・死ぬかと・・・思った・・・」
結論から言うと、俺は全ての武器を破壊して、この戦いに勝利を収める事ができた
俺が一本折るたびに群衆は沸き、最後の一本が砕かれた時には、広場が覆い尽くされていた程である
「レーーーーイ!!」
「のわっ!?」
サチが飛びついてきて、バランスを崩した俺はそのままサチと倒れこんだ
「凄い!すごいよ!ほんとに全部折っちゃった!」
キリト達も続々と集まり、称賛の拍手が巻き起こっている
しかし、巨龍はすぐそこまで迫っている・・・
巨龍討伐クエストまで
残り
1時間―――
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